今年の始めに作家の村上龍氏がTVの対談番組で「将来に不安があって当たり前、無い方がおかしい」と言っていた。目から鱗が落ちる思いがして何か癒された感さえした。同氏は最近、「ひきこもり」をテーマにしたホームドラマを書き下ろしている。その紹介番組では「家庭内に問題があって当たり前、無い方がおかしい」と言う発言をしていた。これは私も予てから思っていた事だったので、それほど新鮮ではなかったが改めて言われると勇気が沸いてくる。「皆一緒」と思うだけでホッとしちゃう自分は、ちょと情けない気もするが、それらの問題に打ちのめされそうになってしまう自分を叱咤するには充分な言葉達だ。なんでこんな事を言い出したかと言うと昨晩また、てっちゃんが「てんかん」の発作を起した。普段の脳波に明らかな波形が出なかったので先生はなかなか、それと断定してくれなかったが2月に初めての発作があって以来、軽いのを含めると、もう5回になる。昨日の発作は今までで一番、痙攣が強いようだった。親として子供の障害や病気との付き合い方が確定してしまえば少し楽になるのだが、それまでがちょっとしんどい。 (9:50am)