りとるのひとりごと。
DiaryINDEX|past|will
いやあ、今日は風が強いのなんのって。 息子と散歩していて、二人してデコ全開だったさ(親子揃って デコッパチなのだ・・とほほ)。
今日の夕方の散歩は1時間半くらいだった。 砂利があるところで息子に根っこが生え、二人して座り込んでいた。
息子は石で遊ぶのに夢中。 暇な私は歌を歌った(童謡)。
息子が私を見て笑った。
失礼な〜。
ばあばのオンチよりマシよー。
ところで、息子との散歩コースには葬儀場が入っている。 ダンナの葬儀をしたところだ。 近いから避けようがない。 何度も霊柩車が出ていくところを見た。 その度にフラッシュバックがおこり、動悸が激しくなる。 「あの人を乗せた霊柩車に追いすがってここで泣き崩れたっけ・・」
しかも息子は、駐車場に停めてある、ダンナの冷たい身体を 4時間かけて運んだ葬儀場の車を触るのが好きだ。 まあ車は何でも触りに行くのだが。 私はその車を見ても心臓がバクバクする。 「あの日」の事が鮮明によみがえってくる。
「その車はね、あなたのパパをここまで連れてきたんだよ・・」 声には出せない思い・・。 この車から出てきた棺桶にダンナは横たわっていたのだ。
自ら死を選んだダンナ。 捨てられた私とお腹の子。 ダンナにその気がなくっても、結果的にそうなってしまったのだ。 いつも通りに「行ってきます」って出ていったのに。 「今日は遅くなるから、先に寝ていて良いよ」だって。
帰ってこなかったじゃないの。 帰ってきたのは彼の抜け殻。 冷たく、硬く、真っ白になったダンナの肉体だけだった。
うそつき。
|