闇の底に...Cuckoo

 

 

約束のない安心 - 2006年11月05日(日)

アノ人に会ってきました
3年ぶりに抱きしめてくれました。



完全に壊れてました アタシ。
めんどくさい そうだ死のう
そんな簡単にあっけらかんと先を決めた時
どうしてもアノ人に逢いたかった

2年愛して3年離れてたアノ人は
時間を作ってくれた
だからアタシは
親に言い訳をして1泊の許可をもらい
職場に言い訳して休暇をもらい
水曜の夜会いに行きました。

アノ人は仕事を辞め 整体の資格を取る勉強をしていました
ホテルに入ってテレビを見た後
お風呂に入り出たら
全身マッサージをしてくれた
肩から背中 腰 足 首
硬いなぁと言いながら。
その時アタシは全身の力が抜けた ふっと。

アノ人は何も聞かなかった
何があったのかも
三年何をしていたのかも
これからどうするのかも
何も聞かなかった
それは興味がないようにも見えるけど
なんとも心地よかった

アタシは将来の希望を話してた
サラリーマンと結婚して
趣味のない人で
毎日家で食事をする人で
1年に1回温泉でも旅行して
小さな家を建てるの
ローン返済の為に週に3日くらいアタシもパートに行って
夜は二人でビデオでも見るの

うん うん
途中何も感想を言わないで
ただ聞いてくれた
最後に彼は
「サラリーマンは辞めたけど 年収高い方がいいだろ?」
そう言った
それはアタシに対して言ったのだろうか

抱きしめあって眠った
「逢いたかったよ」と言ったら
「うん」と言った
5年の中で初めて聞いた彼の意思表示かもしれない
それはその場限りかもしれない
雰囲気で言っただけかもしれない
だけどアタシはこのたった一言の「うん」で
多分誰も想像つかないほどに救われた。


髪を撫でられながらアタシは言った
「お互いもし結婚しても 数年事に逢ってそうだよね」と
そしたら彼は笑った
何も言わずに フッと笑った

次ぎ逢える保障は無い
けどアタシはなんとなく
逃げ出したいとき彼は必ず受け入れてくれると思っている
約束はしない
保障もない
ただなぜかあるのは
アノ人は受け入れてくれるだろうという
不思議な安心感。


水鳥。


...




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