闇の底に...Cuckoo

 

 

遠いところにバラバラに - 2003年05月30日(金)

心が離れていく
一緒に苦しんだ仲間も
1人 また1人と離れていく
まるでずっと一緒だと錯覚していたけど
こうやってボクらは
また1人になっていくんだね


バイト先の皆の心がバラバラだ
話し合いを そう言われても
まだ決意がつかない

また前みたいに楽しくなるんじゃないか
また前みたいに彼は仕事をがんばれるんじゃないか
そういった期待がアタシの中にある
他の子は
もう見切りをつけなって
もうその程度なんだって早く思いなって
そう言うけど
馬鹿みたいだけどアタシは
小さな希望にしがみつく
期待?

そうだ
そんなものいつも
叶ったためしなんてなかったのに。



今日は子どもの誕生日だ
元旦那からメールが入った
金が無いからプレゼントはいつかでいいかな
別にいいんじゃない
そう思った
なんだかどうでもいい
そうだ
もう2ヶ月養育費貰ってない
あいつの優先順位はいつでも
まっさきに自分だった
今更何も思わない

ケーキを焼こう
毎年だけど
もう8年は作っている
年に2回 子どもの誕生日に
でも一向にうまくなる気配は無い
どうしても硬くなる
カチンコチンケーキなんて言われちゃうくらい
買ったほうがおいしいけど毎年作る
仕事に追われても関係無い

子どもってね
小さなうちにどれだけ愛されたかなんて
覚えてるわけも無い
人生で哀しい事の方が多く思えるのはきっと
楽しい事も嬉しい事も同じくらいあったはずだけど
記憶に残るのは哀しい事の方が多いからだと思う
愛されなかったって言う人は多い
アタシだってそう思ってた
鍵ッ子でいつも家にはだれも居なかった
小学生の時の土曜日の昼
だれも居なくて一人でご飯に玉子をかけて食べてた
淋しくなって電話をかけまくった
昔日記にも書いた事があるね
電話の先に母がいると思ったんだ
間違って警察にかかって あとから警察が来たんだよな
外で車を眺めてた
後5台の内に帰ってくる
そう自分で決めて数えてた
5台走り去った後には
後3台
後7台
日が暮れるまで外で1人
車を数えてた
兄弟が欲しいって泣いて困らせた
兄弟が居れば淋しくないと思ってた
そんな記憶ばかり残る

毎年ケーキを焼くの
大きくなって彼らの記憶にちゃんと残るように
誕生日にはケーキを焼いてくれたねって
たった一つの記憶しか残せなかったとしても
それは自己満足だとしても
きっとこれからも
硬いケーキを焼くんだろう
小さなダーリンが言うわ
『ママのケーキはおいしいよ ちょっとだけ固いけどね』
そして笑うの
それがちょっとだけ
幸せ。


半年に一度のカチンコチンケーキが
ママの味だなんて
大人になって笑ってくれるかしら



                 水鳥。


...




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