待ち焦がれる - 2001年10月21日(日) 夜中に携帯を眺めた こんな時間に僕は 誰からの電話を待ち焦がれているのだろう 寝れない夜は 大好きな人のお休みが欲しくって 電話をかけてしまった でもその相手の声が なんだか明るくなくって あぁ 嫌なんだなって思っちゃって 更に寝れなくなった 電話の声には敏感になるんだ その昔 元旦那(まだ元じゃないか)に電話を掛けても いつも冷たい反応をされた。 彼いわく 人がいると話とかするの嫌なんだ なんて言ってたけど ただ単に 近くに女がいただけの話で だから電話で冷たい反応をされたり 事務的な会話で済まされたり そういった反応をすごく敏感に受け取ってしまう。 電話にしても デートにしても チャットやメッセンジャーでの会話にしても 全てはその後の余韻で決まると思う。 忙しいと分っていても 悲しい気持ちになるのは その後の余韻に浸れるような会話や態度がなされなかった そう言う事になると思うんだよね たった一言でも たった一瞬の表情でも 心が温まるような感情が見れたら 一人になっても寂しくなんてないんだ。 想い出してドキドキするような ぽかぽかするような ボーっとするようなそんな一瞬が どれだけ大事か それはきっと なかなか気が付かない事で 当たり前の様に過ぎ去っていく毎日で 埋もれてしまうものだけど 何よりも大事な瞬間だと思うよ 一緒に1日を過ごして 別れ際に ジっと目を見て 「じゃあね」 って笑ってくれたら 多分その1日は すごく幸せな1日になる なのに誰もが 当たり前のような毎日の中でそんなささやかな事を忘れてしまって 何事もないように手を振り離れてしまう どうせ明日も会えるから どうせ又遊ぶんだから 違うのにね 人間の人生は 思い出と記憶で形成されている その1日を思い出すトキには 幸せだと 大切に思われているんだと 自分を見てくれたんだという その一瞬だから 1日の中で特別な一瞬を作らなくちゃいけない 心に残せる記憶 余韻が 何より大事 その余韻で 幸せだと思えたりもするけど 悲しみしか残らない場合もあるんだ 水鳥は電話が苦手だとみんなに言っている 電話を切るタイミングがわからないとか言ってあるけど 実は 声のトーン 会話のテンポ その全てで 相手の感情を受け取ってしまって 怖いから 拒絶されているんじゃないかという思いに 捕まるのが怖かっただけ 彼との電話は好きだった でも多分 もう自分からは電話は出来ないよ 電話にいい思いではあんまりなくって 悲しかった過去を思い出した昨日 その瞬間 それを伝えるすべは無く また自分で自分を苦しめる結果になった事に あとから気が付いた ...
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