河村隆一TOUR2002[真昼の月と真夜中の太陽]IN大阪厚生年金会館 - 2002年11月28日(木) …言葉が出ません。逝ってよかった。ツアー終わって欲しくないなって初めて思った。本当に本当に隆は其処に居て、唄いたくて唄ってくれて、それは伝わってきて、何か色々と引っ掛かってた事とか、全部流れていった気がした。 「楽しい事とかつらい事とか本当に色々あったけど、此処に来てくれた皆の御蔭で、本当にライヴで未だやれることがあるんじゃないかとか、気づかされた」 …みたいなことを言っていて。福岡の事もチラッと言ってた。まだまだこれから先があるよって、ちゃんと、隆は前を、上を向いてるって解って、何がしかの蟠りが解けた。 「東京以外の地方でのラスト、と言う事で…未だ倍くらい回りたいって位なんですけど(笑)」「地方でのラストの2部ですが」とか、やたらラストを強調してて、地方を回るツアーのラスト、という認識だったらしい。本当にツアーラストみたいな感じで、ちょっと東京はどうなんの??と思ってしまった(笑)。 1部からしてテンションは高くて、[静夜]では語り入ったりしてた。一部のファンが煩くてどうなる事かと冷や冷やしたけど、隆の集中はそんなものを諸共せずに凄かった。2部でもフェイク多いし、喉きついだろうに叫びまくってて、楽しくて泣けてきた。マイク落としたり右に左に動きまくってた。正面席だったから、1人なのが、後ろに4人が居ないのがちょっとつらかった。アンコールの[Stop the time forever]でも唄った後酸欠っぽくなってて大丈夫なんだろうか、と思ったけど、2回目のアンコールで出てきてくれた時に、上記の様なMCがあって、「皆の為に、[深愛]を唄わせてください」って言ったの。「唄います」じゃなくて「唄わせてください」と…(号泣)。 隆はもう正直いっぱいいっぱいだったよ。 だけど、初めて、もうちょっとだけ、聴きたい、と思った。 カーテンが前日の様に閉まって、閉まりかけの時に隆が下手に駈けて行くのが見えて。ちょっと不安に思った。けど、拍手は鳴り止まなくて、ちょっと微妙な雰囲気だったんだけど。でも、でもね、暫くして、突然[ジュリア]が!!! 初めて、本当に隆がもう一度唄いたいって思ったのかもしれない。 隆は心から嬉しそうで、ずっと笑顔で、楽しそうだった。此処まで来られた事とか色んなものも混ざってたのかもしれないけど、これが本当のアンコールなんだろうなって、思ったよ。 [ジュリア]は最後んとこでまどかとかゴリちゃんも出てきてジュリアダンスしてた(笑)。 そしてバンドの皆さんがはけて、隆だけが残って、MC。最初にFC用のビデオに収めるらしい[メリークリスマス!!]のメッセ録りがあって、「本当に有難う。来年は2部のロックなステージだけのスタンディングツアーもやりたいと思っているし、色々と考えてます。大阪にはまた絶対来るんでまた来てください。皆本当に有難う。そして地方をずっと一緒に回ってきてくれたバンドのメンバーにも御世話になりました。もう一度拍手で呼び込んであげてください」で、バンドの皆さんが再登場。まどかも一緒に。「まどかも良く頑張ったよね。まだ東京があるけど」で、手を繋いで、オフマイクで「どうもありがとー!!!」と叫んでくれて、礼をしてバンドの皆さんがはけた後に隆が一人で残って。深々と一礼をして、去って行きました。 思うに、カーテンが閉まったのは、冷静に判断する為だったのかな。アンコールの声は本当に求められているものなのか、そして隆自身は未だいけるのか、もっと唄いたいのか、どうなのか…。そんな事をチラリと帰りに思った。 隆も言ってたけど、本当に色んなことがあった。だけど、全てとは言わないまでも何がしかの答えみたいなものが見つかったんだと思う。それが唄になって現れて、本当に今日は凄く良かった。ずっと京都から大阪まで来て、ようやく自分的に初日を超えるライヴが出来たと思った。何か未だフォーラムはあるのに淋しい。色んな事が重なって、ライヴ後は暫く泣いてました。ああ、でも、やっぱ信じててよかったよ。逝くのつらくなった時期もあったけど、今日は逝けて本当に良かった。 フォーラムはどうなるんだろうか…少し不安あり、少し期待しつつ。 -
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