シルバー王女の鵜の目鷹の目耳ダンボ!!

大した事じゃないけど誰かに喋りたい…

2008年12月16日(火)  最後に勝つのは…?

「ブーリン家の姉妹」という映画を見てきました。
「王妃になったのは姉だった。愛されたのは妹だった」
…とかいう、ドロドロを予想させるあおり文句(笑)
それよりなにより、

ドレスが素敵っぽい

それだけのために、見に行きました。

ドレスはどれもこれも、期待通りにすんばすぃ〜!ものでした!
ドレスとお揃いの、半月形のヘッドドレス。
それをお揃いで着る姉妹。
プクリとしたパフスリーブのドレスが素敵。
シルクのシュッっとした感じが素敵。
あぁ…うっとり…

えぇ、衣装は大変素晴らしい映画でした。
丸ごと取って代わりたいぐらい。

ところでね、このブーリン家の姉妹って何者かって言ったら…
イギリス国教会を作っちゃったヘンリー8世をたぶらかした女達なわけです。
ヘンリー8世が次の女と結婚するために、今の王妃を離縁したがって、
そのために、自分が法律な、自分の意のままになるイギリス国教会
ってものを作って、ローマカトリックから分離した…

ってとこまでは、私も知っていました。
この映画は、その「次の女」が出来上がるまでの話なわけです。

最初に「愛人」候補として白羽の矢が立つのは姉のアン
親から見たアンは、美しくて、頭が良くて…
一方の妹のメアリーは、普通の娘で、普通の結婚をさせて…
っていう位置づけ。

で。
親から見た通りの二人なわけです、この娘達。

妹のメアリーは、
「爵位なんか要らない、私を愛してくれればいい」っていうタイプ。
一方、姉のアンはけっこうな野心家むき出しタイプ。

だ〜けど。
うっかり、王が見初めちゃったのは…メアリー。

癒し系の女を求めているのでわっ!?
と、とっさに判断した彼女らの叔父が、
とっさに、メアリーを王の前に押し出してまんまと成功。

メアリーは、田舎で夫と仲良く暮らしたいだけなのにとメソメソしながらも
結局状況に流されて宮廷に上がり、王の愛人となり
アンはその付き添いとして宮廷に上がる屈辱の日々。
結局、王の息子を産んだのはメアリーだった。
そこで、メアリー勝利か?と思わせて…
 
姉アンのどんでん返しが始まるわけです。
あれこれと策略をめぐらし、メアリーからヘンリーを引き離し
自分の方に向かせる事にまんまと成功。
愛人のメアリーが生んだのは、所詮私生児であるのに対して
私は自分の子供を私生児にはさせない、と、
ヘンリーに結婚まで迫り、それに成功。
ついでに、メアリーは田舎に追っ払っといてと言って、それも実行。

メアリーは、一言二言の文句を言っては
常に下を向いて、状況にしたがってしまうわけです。

そこでアンの勝利か?と思いきや
ようやく結婚する頃には、王の愛情は冷めていて、
あれこれ紆余曲折した挙句、
最終的には、アンは処刑されてしまうのです。

一方メアリーは、アンの娘エリザベスを引き取り、
好きな男と再婚して、家族みんなで田舎で仲良く暮らす幸せな日々…

…ってさ。
ようするにさ…

従順で普通を求める女が最後は勝つって話!?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・けしくりからんな←類友ちゃんの口癖(笑)


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