うわ〜!気付けば、今週末までじゃないっ!? というわけで、慌ててbunkamuraのミレイ展に行って来ました。 始まるずっと前からチェックしていたのに! 9月10月忙しくて、失念していました〜。 週末は予定があるし、最終日なのできっとすごく混むと思い、 類友ちゃんの仕事が終わってから行く事にしました。
今週末までのわりには、平日だからでしょうか わりと、人は少なめでした。 ゆったり、とまではいきませんが、わりと、ゆっくり見ることができました。
さて、一番見たいのはやっぱり「オフィーリア」ですね! ポスターにもなってるし、代表作ですし、印刷物とは違う本物が見たいわけです。 そういえば… オフィーリアといえば…赤毛のアンですよね!?(なんか違うだろ) アン達のオフィーリアごっこのシーンは、大好きなエピソードです。 って、話はちょっとそれましたが。
オフィーリア、本当に素敵な作品でした。 森の奥深く、光の届かない川のほの暗さ、 覆いかぶさる川岸の深い緑の草の色、 散らされた赤く鮮やかな花の色、 流れのない、でも澄んだ水の色、 水を吸ったドレスの質感、 水に揺れる金髪の緩やかさ、 それから、空を見るオフィーリアの目… たった今、オフィーリアが目の前を流れていくかのような感覚でした。 それぐらい、細かな描写で、何もかもが手に取るように本物なのに、 でも、ちっとも生々しさがない… 現実のようで、現実感がない、不思議な絵でした。
その他、どの絵も、どの絵も、とっても私的好みで、 何度でも何度でも、見に行きたい絵ばかりでした。 中でも、お気に入りは 「初めての説教」「二度目の説教」の対の作品。 赤いケープに、茶色の毛皮のマフ、黒いお帽子を被った金髪の小さな女の子。 もう、それだけで心そそるアイテムばかりなのですが(笑) その子が、「初めての説教」では、 マフの中にきちんと手を収めて、←それがすごく可愛い すごく真面目くさって、説教を聴いているのです。 ところが、二度目の説教では… くーすかぴーと、可愛い寝顔を晒しちゃってるわけです。 もう、その表情がなんとも可愛らしいのです! モデルは、長女。なるほど〜。 子供が8人居たそうですが、その他の子供をモデルにした絵も、 どれもなんとも可愛らしいこと! 成長した後の姿の美しいこと! 画家→モデルへの愛情がそのままキャンバスに表れたような絵に 思わず、こちらの頬も緩まずにはいられませんでした。
最後に、実際にミレイが使っていたパレットと筆が展示してあります。 地味にね、壁にちょこっと掛けてあるんだけど…
ふつーーーーーーーー…(・・;) 本当に、ふつーーーーーーーーーの、パレットと絵筆なの。
いったい… いったい、こんなフツーな道具から、 どうして、あれだけ素敵な絵が生まれるのかしら!!! 改めて感動してしまう、最後の展示物でした。
それにしても。 美しいアートに触れるのは、やはりいいものですね…
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