シルバー王女の鵜の目鷹の目耳ダンボ!!

大した事じゃないけど誰かに喋りたい…

2008年10月23日(木)  ミレイ展

うわ〜!気付けば、今週末までじゃないっ!?
というわけで、慌ててbunkamuraのミレイ展に行って来ました。
始まるずっと前からチェックしていたのに!
9月10月忙しくて、失念していました〜。
週末は予定があるし、最終日なのできっとすごく混むと思い、
類友ちゃんの仕事が終わってから行く事にしました。

今週末までのわりには、平日だからでしょうか
わりと、人は少なめでした。
ゆったり、とまではいきませんが、わりと、ゆっくり見ることができました。

さて、一番見たいのはやっぱり「オフィーリア」ですね!
ポスターにもなってるし、代表作ですし、印刷物とは違う本物が見たいわけです。
そういえば…
オフィーリアといえば…赤毛のアンですよね!?(なんか違うだろ)
アン達のオフィーリアごっこのシーンは、大好きなエピソードです。
って、話はちょっとそれましたが。

オフィーリア、本当に素敵な作品でした。
森の奥深く、光の届かない川のほの暗さ、
覆いかぶさる川岸の深い緑の草の色、
散らされた赤く鮮やかな花の色、
流れのない、でも澄んだ水の色、
水を吸ったドレスの質感、
水に揺れる金髪の緩やかさ、
それから、空を見るオフィーリアの目…
たった今、オフィーリアが目の前を流れていくかのような感覚でした。
それぐらい、細かな描写で、何もかもが手に取るように本物なのに、
でも、ちっとも生々しさがない…
現実のようで、現実感がない、不思議な絵でした。

その他、どの絵も、どの絵も、とっても私的好みで、
何度でも何度でも、見に行きたい絵ばかりでした。
中でも、お気に入りは
「初めての説教」「二度目の説教」の対の作品。
赤いケープに、茶色の毛皮のマフ、黒いお帽子を被った金髪の小さな女の子。
もう、それだけで心そそるアイテムばかりなのですが(笑)
その子が、「初めての説教」では、
マフの中にきちんと手を収めて、←それがすごく可愛い
すごく真面目くさって、説教を聴いているのです。
ところが、二度目の説教では…
くーすかぴーと、可愛い寝顔を晒しちゃってるわけです。
もう、その表情がなんとも可愛らしいのです!
モデルは、長女。なるほど〜。
子供が8人居たそうですが、その他の子供をモデルにした絵も、
どれもなんとも可愛らしいこと!
成長した後の姿の美しいこと!
画家→モデルへの愛情がそのままキャンバスに表れたような絵に
思わず、こちらの頬も緩まずにはいられませんでした。

最後に、実際にミレイが使っていたパレットと筆が展示してあります。
地味にね、壁にちょこっと掛けてあるんだけど…

ふつーーーーーーーー…(・・;)
本当に、ふつーーーーーーーーーの、パレットと絵筆なの。

いったい…
いったい、こんなフツーな道具から、
どうして、あれだけ素敵な絵が生まれるのかしら!!!

改めて感動してしまう、最後の展示物でした。

それにしても。
美しいアートに触れるのは、やはりいいものですね…


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