シルバー王女の鵜の目鷹の目耳ダンボ!!

大した事じゃないけど誰かに喋りたい…

2005年08月13日(土)  Betterな1日

東京湾の花火大会に行ってきました。
お天気もびみょ〜なら、
なんだか全てがびみょ〜な一日でした…。

3時過ぎぐらいに、主会場入り口に並びました。
ここは、整理券が必要です。
4時過ぎぐらいに、開場しました。…早いね。←予定は5時
中に入って、まぁまぁな位置に場所をとりました。
本当は、もっともっと前の方が人気があるんだけれども、
開場とともに、暑い中ダッシュをかます方々にまじって
その場所を取りにいく元気はありません…
「走るなってのが無理だよねっ!!」
と言いながら走り去る人々を横目に、悠々と第二人気の場所を確保。
(本音を言えば、花火くらいで、そんなに熱くなるなよ…ってとこ)

さて、お次は食の確保。
といってもあまり露天が出ていない…。
お目当ての焼きとうもろこしもない…(T_T)
仕方がないので、焼き鳥に、チョリソー、おいなりさん、から揚げに、みたらし団子を購入
↑充分だろう!!
ついでに、お茶も購入しようと売り場に行くと、
お茶は「若武者」しかないみたい。飲んだ事ないけど、ま、いっか。
「若武者1本下さい」
「はい!・・・・・・・あ…?」
どうやら、そのクーラーケースの中には、もう若武者が居なくなってしまっていたようです。
「少々お待ちください!」
と言って、売り子さんは他のクーラーケースを探しに行ってしまいました。
なきゃないで、別の物でもよかったんだけど・・・・・・・・。
「別に『若武者』じゃなくてもいいんだけどね。…『落武者』とかでも」
「そう、若くなくっていいんだよね…油の乗ったぐらいがいいわね」
「油の乗った…じゃ、『熟武者』とか?」
『熟武者』…(笑)
別の意味で、ちょっと、おいしそうな気がする。(研12〜ぐらいだろうか?←何の話だ)

そんなちょっとずれた会話をしつつ、
シートの上に悠々と並べて、ガツガツと食べ始めた頃…

ゴロゴロゴロ〜〜〜〜〜

…?

ゴロゴロゴロゴロゴロ〜〜〜〜〜〜

…もしかして、雷っ?\(◎o◎)/!

それは大変。とりあえず、雨が降るにせよ、
食べるだけは食べちゃわないと!
↑傘と食は両立しない(笑)
パクパクと手を動かし、口は食べるのと喋るのと、大忙し。
ふぅ〜、食った食ったぁ!←オトメはそんな事言わないっ
あとは、デザートのみたらし団子だけね(^・^)と言ったところで…
ポツン…?ポツポツ…??
あれ?…あ・・・・・・・・・・め・・・・・・・・・・?
と思ったとたん、ザーーーーーーーーーーーッッ!!
ひえぇ〜〜〜〜〜!
こ、この展開の急さは何だっ?
とりあえず、シートの上に正座。荷物を抱え、下駄はビニールに入れて
お団子も非難させて、傘を差して、雨をやり過ごす準備をする。
ま、とりあえず食べちゃった後でよかったわね。
雨、降り始めちゃったしBestじゃないけど、ささやかにBetterな気持ち。

ところが。
雨が止まないわけです。
会場は、色とりどりのキノコの群れ。←みんな傘差して小さくなってる(笑)
時折、シート茸なる珍種が発見されます。←3〜4人で、敷くはずのシートを被っている
う〜〜…雨がやまないのも困ったもんだが。
何より困った事に。…足がしびれてきちゃったよ(T_T)
うっうっ…もう限界(>_<)
ちょ、ちょっと…椅子を…。
そうなんです。開場前に並ぶから、小さい折りたたみ椅子があるといいね、
って言って、折りたたみ椅子を持ってきていたんです。
見るときは、シートの上に足投げ出して座った方が楽だよね〜
と、しまってあったのですが。今は事情が違います。
我慢も限界に来て、それを出して、その上に座ろうとすると、お連れのS様が
「でも、足の先が濡れちゃうよ?」
・・・・・・・(^_^;)
あのさ、しびれて足先の感覚なくなってるでしょ〜?(笑)
アナタもワタシも、実は足の先なんて、とっくにびしょ濡れになってるのよ
(あ、ホントだ…と、言われて気づくS様(笑))
というわけで、今度は、折りたたみ椅子の上にちんまりと傘茸になる。
「椅子があってよかったね…」
予定外に降り続く雨に、Bestではないけれども、またまた、ささやかなBetter。

雨が小降りになり、さぁそろそろ止むかな〜?という頃になると
まだ、場所取りが終わっていない人々がにわかに動き出します。
私達は、まだまだキノコ体勢。
すると、あるカップルが、ずかずかと、私達のシートの後ろのわずかな隙間めがけて…
「ここでよくない〜?」「ここにしようよー」
と、私達のシートの上に重ねるように、シートを広げ始めました。
こいつぁ〜驚いた!\(◎o◎)/!
ちょっと待ちやがれでございます。
「すいません。重なってるんですけど?」
「あ〜、でもぉ、ここ誰か来ます?」
来ないけど?それがどーした?
「いいえ、でも、雨が止んだら荷物を置きますので」
「・・・・・・・」
えぇ、わかってます。荷物を置くくらいだったら、座らせろという気持ちは。
しかし、無礼者には無礼を持って当たらなければ。
早々に撃退してやりました。
最初から、ちょっとヨロシイですか?
ぐらい言ってくれれば、快く場所をあけてあげましたのに。

次に小降りになった頃、今度は老夫婦がやはり同じ隙間をめがけてやってきました。
ちいさな隙間に、小さくシートを敷いて、はみ出さないようにはみ出さないように
気をつけていらっしゃいましたので…
「濡れてしまっていますけれども、もしよろしければ、
 こちらのシートに足を伸ばしてくださいね」
と、申し上げました。
礼儀正しい方には、ワタシだって、それなりの礼儀を通しますのよ!

さて、ところで花火です。
花火はどうなったのかというと…ようやくカウントダウンです。
雨は、ほんの少し降っていますが、ほとんど止みかけです。
丁度良いタイミングといえば、丁度良いタイミング。
またまたささやかなBetter。

10!9!8!7……3、2、1!

ここで、怪談を1つ。
カウントダウンが始まる頃には、
確かに、うちのシートには私とS様の2人だったんです。

カウントダウンが終わって気づけば…
シートの上は、4人になっていました。

えっ?(@_@)
えぇっ????
1人、2人・・・・・・・・・3人、4人???←再び独自にカウントダウン
なんと、うちのシートには、お客様が2人いらしてました。
…まったく知らない人ですが。

「し、知り合い?(@_@)」←思わず、S様に聞かれる
ブンブンブン(>_<)←目一杯首を振って否定する

あ…あ…あんた達・・・・
・・・・・・・誰よ?(・_・;)


落ち着け落ち着け。とりあえず、花火始まってるし。
1部と2部の間に考えよう。
いっそ、生身の人間じゃなかったらどうしようかっ?!
まじで、怪談の如くです。
ひと〜り…ふたぁ〜り…2人多いぃ〜〜〜〜〜…ヒィ〜〜!!!(>_<)

東京湾の花火ってすごい!
打ち上げるタイミングがなんと言ってもお見事。
小気味よく、ポンポンと上がり、前の花火が消えるか消えないか、
前の花火の柳の残る上に咲く、新しい花火。
重なり具合が絶妙です。

ガサガサガサ。ゴソゴソゴソ。
見ず知らずの、うちのお客様、なにやら宴会を始めたようです。
食っていらっしゃるからには…
やはりキサマ、生身の人間だなっ?!←当たり前だよ

「・・・・・・・・あの…さ?これは…いったい?」
「ここ、うちのシートだよね?(・_・;)」
気分は、かっこうに乗っ取られた小鳥の巣。
かっこう夫婦は、自分達では巣を作りません。

牡丹ととらの尾と呼ばれる、
横一杯に広がる下からのロケットのような花火と、その上に咲く牡丹。
そのコンビネーションが、素晴らしく綺麗です。
右から左、左から右、中央からサイドへ、サイドから中央へと
自由自在に打ちあがるとらの尾に、
覆いかぶさる大輪の牡丹。

なんて、綺麗なんでしょう!

「…き、気づいてるの?人ン家に上がりこんでるって」
「…気づいてるでしょうよ」
さすがの私も、もうあっけにとられる以外ありません。
なんだかもう、無礼者とか礼儀とかそれ以前の問題のような気がする。
振り返って、文句ブチかます気力さえも、花火とともに弾け消えてしまったようです。

小さな花火がこれでもかと、無数に連発して上がるのも
大きな花火とはまた違う魅力があります。
例えて言うなら…群舞かロケット?

中くらいの玉が、いくつか上がって、
その重なり具合を楽しむのもまた一興。
中堅どころの5〜8人口ぐらいかな?

尺玉が左右から一発づつ上がる競演は、
どちらも美しく、目移りがしてしまいます。
上手から2番手、下手から3番手の銀橋渡りってとこ?

そしてとどめの一尺五寸玉、真打登場!
もちろん、最後に登場するのはトップスターでしょう!!

・・・・花火って楽しいねっ(#^.^#)←激しく間違った見方をしている(笑)

そして、お目当ての焼きとうもろこしはなかったけど、
みたらし団子を食べながらのた〜まや〜も、なかなかオツなもんです。

ところでお客様は…まだ…居るね(・_・;)
なんかさ…冷静に考えると…やっぱり、やっぱり…

ふざけんな?
↑ようやく、脳内で何かが繋がった

花火が終わると同時に、勢いよく片づけを始めてやりました。
「すいません!うちのシート、はがしたいのでどいていただけますっ?」

お客様は…お客様は…
「あ、そうだったんですか??」
と、一言。

ま、まぁ…天然ボケな人ね(^_^;)
・・・・・・・・・・・・・・・・・で、済ますかこらぁっっ!!

勝手に広げた荷物を、構うことなくポンポンとシートから放り出してやりました。
水溜りになっていようが、知ったことではありません。

東京湾の花火大会って、花火は最高ですが、マナーが最低です!!
(あの、かっこう夫婦に至っては、マナー以前に常識の問題かと思われますが…)
目の前の通路も、シートを敷かないように言われていたのに
車1台半ぐらいあった通路の幅が、見る見る間に
人一人がすれ違うのも困難な狭い道になってしまいました。
(緊急車両用通路って言ってたのに、本当にいざという時が来たらどうするんだろう?)
それを注意する気もないスタッフもどうなんだいったい?

さまざまな経験を経て(笑)東京湾華火大会は幕を閉じました。
が、まだまだ遠足は終わっていません。
ここから、会場を脱出し、駅までたどり着くのがこれまた大変。

最初は、交通規制が解ける場所まで行って、タクシーで銀座…
なんて思っていたのですが、タクシーなんてこれっぽちも通りません。
仕方がないので、月島の駅まで行って、有楽町線?

ところが、いざ、月島の駅まで行き、
有楽町線に乗られる方はこちらの列です〜
と、示された列のしっぽが…見えない(@_@)
行けども行けども、ダラダラと延びた人の列。
こ…これは…いつになったら乗れるかわかりません。

まだ、同じ月島でも、大江戸線のほうが乗れる可能性は高し!
急いで、大江戸線の月島駅まで引き返しました。(入り口が分けられてるの)
こっちは、入場規制してないねっ?
じゃ、入っちゃう?入っちゃ・・・・・・・・・
ポツリ…ポツリ…ポツポツポツポツ…
もしかして…?

またもや、大粒の雨!

一も二もなく、構内に飛び込みました。
ちょっと遠回りになっちゃうけど、
あのまま、有楽町線の列に並んでいたら、今頃大雨の中です。
またまたささやかなBetter。

そんなこんなで、汐留駅まで出た頃にはすでに10時半。
外は大雨。
う〜む…この大雨の中、飲みに行くのはちょっと…
というわけで、カレッタ汐留のなかでお店を探しましたが
唯一開いていたのはプロントだけ。
しかし、贅沢は言っていられない。
とにかく水分補給(と、私はアイスクリーム♪)
あぁ〜!生きかえるぅ〜(>_<)
そして、頼んだストロベリースカッシュが思いのほか、おいしかった♪
中に入っていたイチゴを、アイスクリームに乗っけて食べたら
とってもおいしかったの〜(^・^)
たかだかプロントだけど…またまたささやかなBetter。

なんだか、あちこちほつれた所を微妙に調整しながら、
綱渡りのようにBetterを渡り歩いたような一日でした。


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