シルバー王女の鵜の目鷹の目耳ダンボ!!

大した事じゃないけど誰かに喋りたい…

2004年03月17日(水)  ニンゲンの心理

ジャケットを試着していたお客さん
なんだ〜の、かんだ〜の言いながら
気に入ってはいるけど、買う気はあまりないみたい。
「いいんだけどねぇ〜 この色だと、下に何をあわせたら…」
だから、さっきから色々提案してるでしょーっ!
グレーでもいいし、ベージュでもいいし、茶色でもいいし
今お履きの茶色のスカートにはぴったりですね
って言えば
「そうなの、これにピッタリだから、
  これ以外何を着たらいいか思い浮かばなくて…」
まった、グダグダと同じ事を…と思ったら、今度は
色はいいんだけどねぇ…形が若すぎないかしら〜?」
そんな事ないですよ、お若いですよ〜…と言えば
形はいいんだけどねぇ…素材の麻っていうのがねぇ…」
はぁ〜〜〜〜〜…イチイチイチイチ…
気に入らないならもういいんですけど。
なんていう堂々巡りを繰り返していました。
「サイズはこれで、いいわよね?
 う〜ん…いいんだけどねぇ〜
 また、何か別のスカートを着てもう一度見にこようかしらねぇ…」
はいはい、じゃ、そーしてよ。
あくまでニコニコ(^-^)
こういう、決め手がない人っていうのは、
結局今は買わないですから。
なんとなく気に入っているけど、すごく欲しいわけじゃないから
イチイチ難癖をつけては、
自分自身の「気に入っている」という気持ちを殺してるんです。
そういう人に何を言っても無駄。
お疲れ様でした〜♪またよろしくお願いします〜♪
と言って、ジャケットを片付けていたら
お得意様がいらっしゃいました。
こんにちわ〜♪
「あら、そのジャケットいいわね〜」
「人気なんですよ〜♪」
「これとお揃いよね?」←パンツ
「そうなんですよ〜、あと、これも同じシリーズで…」
「サイズは?11号ある?
「ありますよ〜♪これです、これこれ」
と、今、片付けかけていたジャケットをハンガーから外し
よく見えるようにグラストップの上に置いてみました。
「いいわよねっ?着てみようかしら…」
はい、是非〜♪
「・・・・・・・・私、やっぱりこれ、買おうかしら」←さっきのお客さん
(◎◎;)え?えぇ?
「…うん、やっぱり、いいわよね、買うわ
(◎◎;)えぇぇ??あの…あのあの…
「こちら、お決めになったの?」←顧客さんに対して
「いえ、あの今から着てみようかと思って…」←タジタジの顧客さん
「あそ、じゃ、私がこれ買うから
カウンターに行っても大絶賛。
「最初見たときからいいと思ってたのよ!」
はぁ…
「何でも合うって仰ったわよね?
  これから暖かくなるし麻は丁度いいわよね」
へぇへぇ…
「こういうのが一着欲しかったのよ」
ほぅほぅほぅ…

ど〜〜〜〜〜よ、この変わり身?
ニンゲンの心理って、こんなもんですよね。
他人が欲しがっているものって、とたんに魅力的に思えてくるんです。
以前も、どうみても9号のお客さんが、
9号と11号のスカートを試着していました。
11号が欲しいお客さまが他に居て、
そのお客さんの試着比べが終わるの待ってたんだけど
結局、その9号のお客さんは、他のお客さんが11号を欲しがってるのを知って
あえて11号を買っていきました。
大きいのに…。「ゆったり着るのが好きなんです」ってゆって。
今回も同じことですね。
いままで、それほど欲しくなかったものが
他の人が、それを欲しがってるとわかったとたん
対抗心がムクムクして、
ものすごくそれが欲しくなってしまうんです。
子供じみているとは思うんですけど…。

「あの人、私が欲しがったから、とたんに欲しくなったのよね?」
↑するどい顧客さん(笑)
「…そーなんです…(^-^;」
もちろん、こちらのお客様にも取り寄せする事にしました。
人間の心理の単純なところは
いくつになっても、変らないものなんだな…
と、実感した本日最後のお客様でした…。


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