imagina
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姉と同じハングル教室に通うことになった。 読めない書けない話せない全くの初心者なので、当然ながら初級クラス。
自分の意思で習い事を始めるのは、もしかしたら人生初めてかも知れない。 行く直前までどうしようかと悩んでいたが、逃げられないので仕方がない。
初っ端から相当緊張してしまい、手が震えていた。 しかも先生の顔立ちや話し方がどことなく昔の恋人に似ていて、 「あの人が歳を取ったらこうなるだろうなぁ」なんて思ったりして、余計に緊張。 自己紹介の時も当り障りないことを言うつもりだったのに、何故か年齢まで言ってしまった。 周りは明らかに年上ばかりなのに。 第一印象が肝心なのに何てことだ。
最後に「アンニョンハセヨ」の意味を習い、これから使っていこうという流れに。
自分は帰り際、先生に「アンニョンヒ ゲセヨ」と言ってみた。 姉から教わっていた、帰る時の挨拶。
先生は一瞬の間の後「アンニョンハセヨ」と返した。 通じたのかと思って「よっしゃー」なんて言ってしまったが、後から考えてみるとどうやら訂正されたような雰囲気。 いや、そうに違いない。うわぁ。 さっきの言葉だってググってみてもHit数が少ないし。
思い返すと授業中もあれこれ変なことを口走った気がする。
ああ、あの一時間は無かったことにしてくれないだろうか。
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