**Secret**..miho
シンプル
2004年02月27日(金)
「シンプル」という言葉は、私にはほど遠い存在のように思えます。性格的にも私は複雑さを表す「complex」の方が似合っているような気がします。(カタカナで表記すると精神分析の用語になってしまうので、あえて英語で表記します。) 私の性格は自分でも本当に嫌になってくるほど複雑で、肝心な場面で素直になれなかったり、自分の中にある意地っ張りな要素が表出されてしまったり… その複雑さの原因は自分の中にいるもう一人の自分であるという事は、入院中の辛くて孤独な闘病生活において明らかになりました。私は絶えず自分の中にいる自分とは正反対のもう一人の自分と闘いながら生きている…そして、そのどちらが正しいのかは今だに分からないままでいます。その時々によって、何かピンチが訪れては自分の本意とそれに反抗するかのように行動しようとする存在とが対立する…それは一体なぜ反抗しようとするのかは、自分を愛し受け入れる事のできない要素が自分以外の要素を本位に思おうとし、それが意地っ張りな自分として具現されてしまうからです。それらの要素が同時に現われる事はないので二重人格ではないけれど、一歩間違えたらアマノジャクになっちゃいそうだぁ…(≧_≦)

そんな複雑な性格だからこそ、私は「シンプル」さに憧れてしまいます。よく「Simple is the best.」と言われるけれど、まさにそのような意味での「シンプル」さを求めてしまいます。「simple」を「単純さ・質素な・飾り気のない」と訳すと、場合によってはあまりいい意味には聞こえないかもしれない… 実際に、几帳面で神経質な私は、自分とは対立する単純明快な人を敬遠してしまう時もありますが、本当はそのような生き方に憧れていたのかもしれないなぁ…私は自分にはない要素を持っている人に対して、尊敬の心を抱くタイプなので(^-^)でも、単に利己的で怠惰な意味でのシンプルさに関しては好感は持てませんが…

私の性格に由来する複雑さは文章にも表れていると思います。私が書く文章がどうしても長々しくなってしまうのは、たった一言の短い言葉だけでは自分の真意を十分に表し切れないという几帳面な性格が一番の理由なんだけど、それには他にも色々な複雑な思いが含まれているのです。一言で済まそうと思えばそれに適した自分の気持ちに最も近いと思われる言葉を選ばなくちゃいけない。例えば好きという純粋な感情を一言で表すためには、たった一言「好き」と言えば十分に伝わるけれど、その裏側にある言外の意味を相手に読み取って欲しいという気持ちがあるのならば、単に「好き」と言っただけでは不十分です。思考や感情を含め、人間の行動は予想ができないものなので、コミュニケーションにおいても一筋縄ではいかない事が多いのです。

それならば、どうすればいい??面と向かって言うのなら、仕草や目線や口調などの非言語的な手段によって内包された自分の気持ちを相手に伝える事ができます。けれど、伝達手段が文字のみの場合は、ひたすら文体や文章によって表すしかないのです。そう思うと、実際の会話でのトーンやイントネーションはコミュニケーションにおいて非常に重要な役割を果たしているんだなぁと思いました。あ…つい言語学の世界に走っちゃった(>_<)頭の中が混乱しているよぅ(×O×)だから、私は回りくどいほどに付け足し付け足しで文章が長くなっちゃうのです。言葉足らずで相手を傷つけてしまってはいないだろうか… 今の発言で誤解が生じてしまってはいないだろうか…そう色々と考えながら、ある意味ではビクビクで文章を書いているのです(・・。)ゞ自分の言葉に自信が持てていない証拠ですよね。そのせいで、ウソを付くのは下手で苦手です**そしてすぐに動じてしまうタイプです。上がり症な性格を考慮すると、実際に口に出して発話するよりも文章で表して自分の気持ちを伝える方が得意なのかもしれません。お手紙とか…

でも、回りくどく色々な言葉を選んでは並べて自分の気持ちを完全に詳細に伝えようとする事よりも、言葉少なで自分の感情を見事に表現できる人って、本当にすごいと思います。それこそ尊敬しちゃいます!!私は不器用なので、それは絶対に無理です(>_<)だから、詩を描ける人は素晴らしい心の持ち主だと思います。使用する言葉の数は少ないのに、いかに本髄を突いて短い言葉の中に自分の感情を託す事ができるか…そこには正確さなんて必要ではないんだよね。文学は奥が深いです。実は、私は文学が苦手だった事も言語学を専攻した理由の一つなのです。自分は文系だし、論理的な思考ではないと思い込んでいたんだけど、言語学と文学とでは言語学の方が自分に合っているようです*意外と想像力が豊かではないのかもしれない…リアリズムな事は確かだけど、ロマンティックな事も大好きだよ(*^_^*)♪余談ですが、文学専攻の先生方は、言語学に対して次のように考えられているそうです。「言語学は文学があってこそ、研究できる分野だ」と。確かに言語学では文学における原文を研究対象とする場合が多いけれど、あくまでも言語そのものを研究対象としているのだというのが、言語学専攻の先生方の言い分です。

またまた今日もハイパワーで語っちゃっているよぅ(≧_≦)このパワーが卒論でも発揮できればいいけど…(ーー;)卒論作成に取り掛かると、きっと卒論以外の文章は疎かになってしまうかもしれないなぁ…ますます硬い文章になっちゃうかも(*ノ_;)だから私はシンプルさを求めてしまうのです。自分自身が色々と深く考えすぎちゃうタイプだから、そのゴチャゴチャを一掃してもっとシンプルに生きてみたい。一途さや直向きな精神は強いんだけど、どうもそれがシンプルに作用してくれないみたいです。。だからこんな病気にもなっちゃったんだぁ… 最後はいつもそこへ辿り着いてしまうよ(*・_・*)ゞ本当はね、常にもっと単純な気持ちでいたいんだ。その方が気楽だろうなぁ…こんなにも思い悩んで苦しむ事もないんだろうなぁ…って思って。

親友に「ま、いっか」って言うのが口癖な人がいるんだけど、私はその言葉に対していつも心の中では不信感を抱いていました。何となく無責任な発言のように聞こえてしまって…でも、そうやって開き直って割り切れるという事がどんなに大切な事なのか、病気になってからようやく理解できたような気がします。私は納得のできない事があったら、とことん最後まで食い付いていく執念深いタイプだから…ホントばかみたいだよね。。変に正義感が強くて、誤解や不条理な事があったら居ても立ってもいられなくなっちゃう。。気にし過ぎてばかりいたら心の休まる時なんてないのにね…それでも常に安定性を求めて抗ってしまう。大した強さも持ち合わせていないのにね。きっと抗って抗って、最後には自滅しちゃうタイプなんだろうなぁ…それが私の宿命?!ううん、今からでも変えられるものなら変えていきたい…性格はなかなか変え難いものだけど、生き方なら人生観や価値観をプラスの方向へ向けようと心掛ければ可変かなぁ…。よし、頑張ってみようp(*^-^*)qきっと、これが私の永遠の目標なんだろうなぁ…

あは☆今日は私のネガティブな部分をたくさん洗いざらいに話しちゃった。。私は自分を良く魅せる事は苦手だけど、自分の悪い部分ならいくらでも話せちゃうよ。実際に自分自身を見る目が厳しいからね。。典型的な「自分には厳しく!!他人には優しく!!」っていうタイプかなぁ…私の病原体と同じできっと自分をいじめやすいんだろうなぁ。長所と短所と言えば、明らかに短所の方がいっぱい思いつくし…σ(^_^;)ホント損な性格。嫌な性格。特に今日は病状があまり良くないせいでマイナス思考になっているから。。暗くてネガティブな文章を長々と最後まで読んでくれて本当にありがとぅ(≧_≦)これからはもっと読んでいて楽しくなれるように頑張って心掛けなくちゃ☆☆

今日「シンプル」について書こうと思った動機は、HP開設2周年目に入るという事で、今後の目標がまさに「シンプルに!」だからだよ♪文章に関してもそうだけど、デザイン的にもシンプルが一番かなぁって思い出してきて… 相変わらずセンスは悪いけど、これからはできるだけシンプルなHPを目指して頑張るので、よろしくです(*- -)(*_ _)ペコリ♪




m a i l



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