新月の夜に約束しよう
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2010年08月10日(火) 無題

 CSでやっていたレッド・クリフを観た。
 「どう、三国志読む気になった?」
 「ううん。人の名前覚えられないよ」
 私は笑った。
 妻は推理小説でさえ何度も読むことができるらしい。


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 妻は私よりたくさんの本を読むが、私より娯楽に徹しているのかもしれない。
 何を読んでも不満を言わない彼女が、ウイリアム・ギブスンは途中で投げ出した。
 本の好みが徹底的に合わないのは認めざるを得ない。
 彼女と私の領域が重なっている部分は、きっとディック・フランシスぐらいだろう。


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