新月の夜に約束しよう
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新しい食べ物や飲み物に挑戦するのは妻の方。 いつものビールを飲む私の横で、昨日も新しい第3のビールを試していた。 一口目で敗退決定。 妥当な結果だろう。 家族揃ってくたびれ気味なので、子供の時間にまとめて就寝した。 もちろん、日本−パラグアイ戦のためだ。 稲光に照らされながらも、私達はすぐに眠りに落ちた。 雷鳴が怖いと言って、自分の部屋から出てきた娘も一緒。 文字通り川の字で寝るのは、ずいぶん久しぶりのこと。 だが、娘の部屋より親の寝室の方が雷見物に適している環境ではあった。
固唾を飲んで画面に釘付け。 膠着したまま、最初の90分が過ぎようとしていた。 「延長かな?」 「延長だろうね」 妻と私の手元には飲めない第3のビールではなく、水出しの烏龍茶のグラスがあった。 ↑投票ボタンです
彼女なりの激励なのだろうが、どうやらプリペイド方式らしい。
PKの果てに敗戦。 雨の音を背景に、私達は画面に向かって静かに拍手をした。 また四年後、と人は言うがそうではない。 明日のそのまた明日のその先に四年後があるのだ。 全ては連続。全ては留まることのない一つの流れ。 そして、私達の寝不足も終わらない。 決勝戦よりも前にツール・ド・フランスが開幕するから。
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