というワケで児童ポルノ関係。
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20091023#1256289948
そういうモノにリンクを貼っただけで、掲載したも同然と言う判例が出たらしい。確かにブラウザ上ではワンクリックでそういうモノが見られるようにも出来てしまうワケで、見た目的には掲載したのと同じと言う感覚を持つ人がいるのはワカランでも無い。が、リンクと言うのはURLと言う単なる文字列である。単純に現物と同視(と言うのだそうだ)するのも如何なモノかと。例えばそういうヤバイ物件へのリンクページがあって、そのページにリンクしたらどうなるのだろうか。2ちゃんで良くやるように頭のhttp://を外したらどうなのだ。さらにロボサーチ避けの手で、 jidouporno.net などと言うのを j1d0up0rn0.n3t などと書いたらどうなのだ。決してワンクリックでではないぞなどと言い張れるのかどうか。まあ無理だよなあ。むしろ故意だと言われるのがオチだよなあ。
何が言いたいかと言うとですね、あまり漠然とした規範で判例を出して欲しくはないな、と言う事でありまして。もちろん児童ポルノはどんどん取り締まるべきだし完全に消えてもらってもワシのようなカスですら何ら困らんモノであります。非道なモノに関してはむしろ喜ばしい事なワケで。ただ、肝心の児童ポルノの概念もまだハッキリしてない(サンタフェはどうなった?)ワケですし、そこへの単なるハイパーリンクが既に犯罪と言われてしまうと何でもアリになってしまうのではないかなと思うワケで。児童ポルノのみならず著作権関連でも同じ事になってしまうし、線引きがないと偶然リンク先にヤバいモノがあっただけで同罪にされてしまいそうな。知らんかったと言うなら証拠を出せと言われて出てくるモノではないからねえ。警察の気分次第で犯罪者、と言う状況は勘弁して頂きたいなと。
あんまり何でもアリにしてしまうと根っこはどんどん地下に潜るだけだし、冤罪の危険が増えてリンク本来の便利さも損なわれてしまうのではないかね。結局、フツーの人が不便になるだけで実態は何も変わらんと言う事になりそうな気がします。良くあるパターンですけどね。で、そういう事はもう何度もやってきて、実際にはほとんど役に立っておらんと言う事は分かっているワケですから、そろそろ考え方を変えてみてはどうでしょうかと思う次第なのでありますがどうよ。
ブツが無けりゃリンクも貼れんワケだしね。元を断つ方向で考えて欲しいかな、と。軽率なだけの馬鹿を見せしめにするのはミットモナイと思うけどね。
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