というワケでアオリイカ。 友人の取材に同行。朝4時にピックアップしてもらい、真鶴経由伊豆ラン&ガンの旅。もちろん2人とも徹夜。出発前から既に眠い。少々ヤバい状態だが「午前中に2〜3杯釣って地元の飯屋で美味い魚でも食って2時間くらい昼寝して夕方には帰宅しましょうね」と言う計画だったので気にせず出発。
日の出直後に真鶴着。天気晴朗波穏やかだが海はやや濁り気味。ここで早速イカを持った爽やかな笑顔を写真に収める計画だったのだが何と全然釣れん。一度だけ餌木に噛み痕がついたがアタリには全く気付かんかった。付近のポイントをいくつか周ったがカスリもしない。他の人に聞いてもやはり釣れていない様なのでワシらが特別下手なワケではないぞ。状況を変えるべく西伊豆は土肥までワープ。少しは水が綺麗だがやはり反応は無し。南下しつつポイントを探って行くと、とある小さな漁港で大群発見。50杯はおる。これはすごい。でもサイズはホタルイカくらい。何じゃこりゃ。
漁師さんに話を聞くと、どうも今年は孵化が遅かったのではないかという事。来月半ばくらいには「ぼたもち」になってるだろうから、その頃にまたおいでと言う。大変にありがたい情報だがシメキリは来週だ。産卵に寄った大物には遅く、孵化したシンコを釣るには早過ぎると言う時期だった様である。まあそれが分かった所でどうしようも無いのだが。季節感のズレてるヤツに運良く出会えるのを祈るしかない。
コンビニのエサで空腹をなだめつつさらに南下。夕マズメには松崎に到達。勝負を決めるべく残った力を振り絞ってキャストを繰り返す。湖の様に滑らかな水面に餌木の波紋が広がる。ロッドとラインが空を切るピシッと言う音が辺りに響く。陽が傾くにつれ、風がだんだん冷たくなってくるのを感じる。南伊豆ももう秋だ。
と言うワケで釣果には触れないがまあ、どうでもいいよね。 くそっ。
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