というワケでワシではないぞ。 入院の付き添いで築地へ。国立ガンセンター中央病院。情報にしろノウハウにしろ日本で最高と言って良い病院だろうから、イヤな表現だがここでダメなら他は無いワケでお任せいたしますという気にさせてくれる存在。午前11時少々前に受付を済ませてから病室に案内してもらって機器の使用方法や注意を聞く。もっともガンとはいえ軽症の患者にとって一番重要なのはテレビの使い方だが。当たり前の事ではあるが明るく清潔な病室。ナースが若い子ばかりだったのが気になったが。ここでイヤラシイ想像をしたヤツは活きたまま築地市場に入荷されたホヤに食われて死ぬが良い。飛行機のアテンダントなどもそうだが危急の場合はベテランのほうが安心できそうな気がするモノだ。もっとも、大丈夫だから彼女らに任せてあるのだろうけれど。
遅めの昼飯を食っている間に点滴装着。そのまま術後の回復セクションを見学に行く。ここの病室はベッドが無い。回復を早めるために患者は床で腕立て伏せをしながら寝なければならないという事ではなくストレッチャーごと患者を移動するのでベッドは不要なのである。たっぷり歩かせるとは言ってたけどね。全身麻酔で停止した身体の機能の再スタート及び血栓予防という事らしい。ここで数日過ごした後はまた一般病棟に戻ってゆっくりと回復待ち、ではなくやはり歩きながら回復待ち。無事に回復すれば1週間ほどで退院。というのが一般的な日程らしい。ちなみに入院直後からもう絶食指定で、こんな事なら無理してでも朝食を食べて来れば良かったとボヤく事頻りの母親であった。まあそうだよなあ。次に口から物を食えるのは早くても5日後だもんなあ。
ナースはマメで親切だしドクターも気さくで非常に感じが良かった。症状や施術の説明も素人にわかるギリギリのところまで突っ込んでくれたのが好印象。付け焼刃のくそド素人がどうせ意味の解らねえ心配する暇があったら家へ帰って屁でもこいてろと言われても仕方が無いような質問もしてみたが実に丁寧に答えてくれた。うむ。この人になら任せられる。ワシにンな事言われても嬉しかないだろうけどさ。w
帰りは東京駅まで歩く。懐かしい昔の散歩コース。でも銀座は変わったなあ。ワシの来る場所はもうないなあ。銀座のほうももう貧乏臭いオッサンには来て欲しくないだろうなあ。八重洲BCに寄ろうかと思ったけど眠いので却下。ここ6日で2晩しか寝てないし。貧乏暇なし金もなし。
駅前でアメリカ大統領選のニュースを観た。オバマ勝利。やばいなあ。キビシイ日米関係になりそうな気がするけど大丈夫なんですかねえこの先。今までみたいな形だけのご機嫌取りをやってたらマジで突き放されそうな気がするんですけどね。
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