2007年10月18日(木) |
馬鹿は殴っても良いという法律を作ってくれる人はいないんですかね |
朝早くから新潟へ出張。 と言っても出発は10時15分の東海道線。10時に切符を買うべくみどりの窓口に入る。げっ。何よこの行列は。3つある窓口のうち2つが開いており、うちひとつをオバハンが占拠している。もうひとつの窓口の青年が頑張ってくれているようで、割とスムーズに流れていく。あと3人。お年を召したご夫婦らしきカップルの番。時刻は10時7分過ぎ。イヤな予感。案の定、列の移動がピタリと止まった。8分。9分。女性職員の方が3つ目の窓口を開けた。ラッキー。おっちゃんが進み○○まで踊り子号という注文。これはすぐ済むな。と思ったら山側じゃなくて海側にしろだの4号車じゃなくてもどうせ禁煙なんだよなあなどと言って粘る。くそ。歩いて行きやがれ。11分。払い戻しらしいチケットを持ったオバチャン。これこそすぐだろう。手数料の説明をしてトレーにお金を乗せる。コインを持ち上げるのに苦労しておる。早くしろやオラッ。13分。やっとワシの番。経路を印刷した紙を出して間に合いますかねえと呟く。すごい速さで入力してくれて、でも新幹線は指定席が売り切れで自由席に変更。カードだと遅そうなので現金を出す。14分。釣銭をつかんで走る。光より速く改札を通り抜け階段を駆け下り・・・ようと思ったが昇ってくる人が多くて無理。て事は何ですか。電車が着いた後って事ですか。ホームの時計は15分丁度。でも案内板は25分東京行きとなっておる。くそ。
”一体七時の汽車に乗るには七時にその歩廊に著いたのでは間に合わぬ様である。駅の時計の長針はかちっかちっと大きく動くのでそう云う恨みが残る。あわてて改札を通り歩廊に出る階段を昇る。階段の途中から歩廊の時計が見えた。まだ何秒か前である。よかったと思って馳け上がった拍子に汽車が動き出した。怪しからん話だと思って時計を見直すと丁度七時になっている。針が跳ぶ様に行くからいけない。又鉄道で七時の発車と云うのは、七時になったら汽車が出ると云うのではない。七時になると同時に汽車が動くのである。その時はもう私が乗ることは出来ない。右の事を私はべそを掻きそうな気持ちで経験した。” 前の夜に百鬼園先生のンな文章を読んでこのオヤジはアホじゃなどと思っていたのだが実はワシもアホじゃった。てか早くもピンチ。10分後の電車と言う事は到着も10分後であろうし前の電車から新幹線までの乗り継ぎが12分だったという事はそれが2分になると言う事である。ワンチャンスはあるけど薄いよなあ。まあ仕方が無い。乗り遅れたら東京駅か越後湯沢から客先に電話して遅れる旨伝えてもらおう。と、そこで気がついた。客先の電話番号を覚えていない。もちろん携帯などという端たなくも卑しい道具は持っていない。かなりピンチ。しかも今日の用件と言うのが正体不明のバグ修正でどう考えてもンな事が起こるハズがないというシロモノ。全く目処が立っておらずマトモに到着してもピンチなのにこの有様。反対方向の電車に乗って熱海あたりで2〜3日パッと遊んで来ようかとも思ったが酒も飲めない身体では面白くもなさそうなので却下。ま、なるようになるしかないね。
と早朝から緊張の連続だったのだがここから全てが良い方に向う。まず車内アナウンスで東京駅着が11時7分という事が判明し、5分の余裕があったので乗り継ぎは無事成功。予定通りに到着し迎えの車に乗って客先へ。システムを動かしてログを見ると明らかに予定外の動作をしている。ハード側の仕様を確認させると私が持ってる資料と違っている事が判明。例によってクライアントの糞馬鹿担当がいや私も知らなくてなどと薄ら笑いを浮かべながら言い訳を並べる。ワシはちっとも悪くないじゃん。これで2度目。怒りが沸々とこみ上げて来た。馬鹿を無視して客先の担当に質問をした。 「ええと、私の見立てでは先ほど説明した通りの相違があると思うのですが、あれで間違いないでしょうか。あと、この辺でもやっぱり人を殴ると犯罪になるんですか?」 客先の責任者のKさんがすっ飛んできてタバコを吸いに連れ出された。まあまあ。気持ちはわかるけどね。などとなだめてくれる。いえいえ。見苦しい態度を取ってすみません。Kさんというのは人柄も頭も良い人でこういう人に心配をかけるのは本意ではないのだよねえワシも。実は前の夜に追加処理の話も聞いていたのだが、糞馬鹿担当のためにタダ働きをする気は無いので見積もりを寄越せと突っぱねていた。15分でできるんだけどね。Kさんには申し訳ないのだがその件は政治的にできませんと謝る。すべて糞馬鹿担当がイカンのだ。ああ腹の立つ。
7時過ぎの新幹線で帰る。大船到着が10時過ぎ。クタクタに疲れたので久々にラーメンを食おうと天下一へ。こってりとあっさり、どちらにしますかと聞かれて驚く。何じゃそりゃ?と2秒ほど考えた。
1.いつものヤツがあっさりで、もっと濃いヤツも始めた 2.いつものヤツがこってりで、アレの薄めのを始めた
1だったらワシには食えんと判断しあっさりを選択。でもあれより濃かったら固体になっちゃいそうだよなあ。で、出てきたのはフツーの醤油ラーメン。不味くはないがこれなら天下一じゃなくても食えるよなあ。ちょっと失敗した気分。寒い日にでもまた来ましょうかね。
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