2006年09月04日(月) |
The Crocodile Hunter |
スティーブ・アーウィンが亡くなった。グレートバリアリーフでの番組撮影中にエイに刺されるという事故が原因とか。ワニを手玉に取る男が何でエイなんぞに、と思うのは怖さを知らんのだろうなあ。きっと。エイの針が心臓に突き刺さったというからきっとすごいサイズのヤツだったんだろう。まだ若いのに・・・合掌
テレビといえば痴情デジタル完全移行(本気かい:笑)まで5年を切った。2003年から始まった痴デジ対応受信機の出荷台数がこの7月で1254万台少々だそうな。ちなみに去年の出荷台数が約520万台。今年はこのペースが続けば700万台くらいにはなりそうな勢い。ちなみにテレビ全体の出荷台数がだいたい1000万台くらいなので、総出荷数が増えない限りこの数値はそんなに伸びないのではないだろうか。残り5年を仮に900万台平均で出荷したとしても4500万台、移行時の総数を大幅な丼勘定にしてもせいぜい6000万台である。現在国内保有数が1億台あると言われているテレビ、5年後の7月には視聴台数が突然4割も減る計算になる。いやあ、これでスポンサーとかつくのかねえ。俺が心配しても仕方ないんだけどさ。それに家の中に数台あったテレビが大型1台に集約されるとなると、番組の作りもかなり変えないとならんのではないのかなあ。例えばあまりに馬鹿臭かったり卑猥だったりする番組を一家団欒の場で大型スクリーンに映し出すのは年頃の子供を持つ親としては少々勇気のいる事だろうし、こっそり自室で見るにはワンセグのセコ画面はあまりにも情けない。結果、テレビはまあいいかと絵の入っていない高価な巨大額縁と化してしまうケースも出てくるのではないだろうか。いや、それまでに値段が下がるだろうと思うヤツはその日を永久に待つが良い。利権B−CASとくそコピーワンスの足枷はあまりにも重い。 というワケで見ない売れないしかも強制でメリットはほとんどなし、という事になりメーカー販売店放送局視聴者*2、というのはまた税金が馬鹿無駄使いされるから視聴者は2倍なんだがみんなが迷惑する。かくして主流は手軽なウェブキャストとなる。キー局が乗り出したらもう決まりと言って良い。痴デジはCSBSと並んで没落の一途を辿る。もちろん総務省は責任のセの字も取る事などなく、次の散財に向けて智恵を凝らす。 ・・・とまあ、ずいぶん極端かつ悲観的な妄想を並べてみたが、部分的には現時点では実現してもおかしくはない。ただ、一発逆転の策もある。やはりB−CASとコピーワンスの廃止だ。どうしても利権が欲しいなら著作権侵害の監視団体を作れば良い。てか放映終了後も永久に著作権を守ろうというのがセコイのであって、見られるのがイヤなら放映するなっての。(笑)その辺はアナログ時代の著作物の物理的劣化という一時的な現象の上にアグラをかいていたツケである。皆の迷惑回避のために大人しく払って頂きたいものだ。
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