早起き。といってもホントの早起きで起床6時。寝たのが3時半くらいだからイマイチ寝足りないが久々にバイクで遠出する気なので無理矢理起きる。どっかの海岸に昼寝でもしに行こうかね、などと思いながら起き上がると眩暈が。久々にハードな不整脈。それでも脈拍数は80程度と低いのでひと安心。しかし、眩暈と吐き気と脱力感がひどい。これではバイクでお出かけどころではない。仕方がないので検査を受ける事にする。いや、前から受けようとは思っていたんだけどね。不整脈ももう20年以上になるし。病院嫌いとヒマな時になかなか症状が出なかった事でほったらかしになっていたのだ。近所の循環器科の病院をネットで探すと徒歩5分以内に2軒、しかもほぼ隣り合っている事が判明。どちらも土曜日が診察日になっていたのもラッキー。これはもう、行けというお告げだな。
まずは院長は心臓が専門と書いてあった方に行く。9時5分前に到着。いくら医療費の個人負担が増えたとはいえ、やはり混んでいるのだろうという読み。何と賢いんじゃワシは、と思いつつドアに手を掛けると夏季休業と書いた紙が貼ってあった。くそ。そう来たか。不安を抱きつつもう1軒に向かう。向かうと言ってもすぐ裏だ。こちらは営業中。営業でいいのかな。良くわからんがどんどん入り込み受付を済ませる。待っている人は2人だけ。これは幸先がよろしい。問診を受け血圧を測る。下がやや高め。測りなおしてもあまり変わらず。15分ほどで呼ばれ診察室へ。既往症、心臓疾患の経験、家族の既往症、糖尿病等々聞かれたが何ひとつ知らん。最後に受けた健康診断はと聞かれて多分中学校の時といったらさすがに呆れておった。自覚症状が20年もあって診療が初めてという患者はけっこう珍しいらしい。ま、そうだよな。今日は検査をしましょうと言い渡される。まずは採血。けっこう美人の看護婦さんが俺的にはかなり太く見える針を手ににっこりと微笑む。実にシュール。そいつをぶっ刺されたが意外にも全く痛くなかったのは腕が良いのか針の精度が高いのか。続いて胸部X線。これは瞬時に終了。え、もう終わりと聞くとシャッター音はしませんからと若いドクターが冗談を返す。建物は古いけどやけにさわやかな病院だな。続いて心電図。とってくれた看護婦さんが何じゃこりゃという顔をしたのが笑えた。最後に採尿して終了。これで終わりかなと思ったらまた診察室に呼ばれた。
「心電図を見る限り心房細動です」 早くも判決いや診断が出た。予想通りといえば予想通り。これで死ぬ事はないとどこのHPを見ても書いてあった事を思い出してひと安心。慢性ではないし早急に治療する必要はないと判断し、投薬は検査結果が出るまでしませんと言う。22日に結果が出るのでその時にまた来いと言われて終了。後で調べると症状自体よりもそれによって起きる血栓などが問題であるらしく、しかも若年性ならまず大丈夫とか。それで血液検査なんだな。軽い感じのオッサンにしか見えんかったが意外としっかりした医者なのかもしれん。ちゃんとこっちの話も聞いてくれるし。近所のヤブとは大違いである。これからは贔屓にしてやるか。
|