白馬鹿日記

2006年07月07日(金) 続久々の

くそ。全然眠れんかった。その上、すみやかに眠るべく飲んだ風邪薬と頭痛薬のせいで頭がモーローとする。さあて。何を着て行こうかね。そういえば着替えなんてモノが必要だったんじゃなかったかな。カッパはどこに行ったかな。船の上ではサンダル履いてたような気が。とすると往きは何を履こう。予報は雨。バイクで行くのでブーツカバーを使うか防水のレーシングブーツを履くか。前者は行方不明、後者は積荷のバッカンと竿とのマッチングを考えるとアホ丸出しとなる。面倒臭いので短パンTシャツにゴム長カッパという釣り師が見れば釣り師、それ以外の人が見たら人格破綻者のスタイルに決定。これなら雨は問題なし。カッパを脱がなきゃ着替えもいらん。ううむ、やっぱり人格破綻者だ。
湾岸を終点まで乗って横横に乗り継ぎ三浦を目指す。途中、2度ほど意識が遠のく。つばさ橋を通過中から、なぜか左下のほうから軍歌、右の方から不用品回収車のアナウンスが聞こえ始める。♪べきら〜のふ〜ち〜になみさ〜わぎ〜ご不要になりましたパソコンリモコンテレビステレオアンプ♪ふざぁ〜ん〜のくもぉ〜は〜みだ〜動かなくても映らなくても結構です♪れ〜とぶぅ〜。実にうるさい。って、とうとうクルったか。俺。
コンビニでお昼と飲み物を買って無事現着。♪こんだぁ〜くのぉ〜こちらから取りに参ります。ええい、もういいって。朝5時前。いつもならそろそろ寝る時間。つまり、非常に眠い。強風やや荒れ気味の海に乗り出す。いやあ、船はいいねえ。やっぱり。何しろ2年ぶりだからねえ。沖に出て潮目を流す。水が汚い。緑がかった雨の後特有の色。こういう色の時は大抵、釣れない。もはや初島も目前というあたりまで流すが、目立つゴミいや漂流物もナブラも鳥山もない。いや、鳥はいっぱいいるんだけどね。山じゃないんだね。釣り師にしかわからんね。これは。小さなゴミいや漂流物を見つけたのでとりあえず試しに投げてみる事に。をを。追って来るじゃん。2投目。カン、という鋭い音と共にルアーがこっちに飛んできた。音はノット(結び目ね)がガイドに引っかかった音。飛んでいたルアーが竿をしならせ、その反動で投げた方向と逆に飛んできたワケだ。さらに投げた勢いに引き出されていたPEラインがどんどん出てきて行き場を失い、微妙なヨレがそれを団子状に丸める。ゴルディアスの結び目が完成。つまり切るしかない。周りの連中が投げるのを横目で見つつ、ラインシステムの作り直し。手元だけ見てると船酔いするのよ。システム完成と同時に魚影が消える。全員、ヒットなし。ふん。いい気味ぢゃ。

やがて、釣れたという情報が無線で入ってきた。場所は小田原沖。何でやねん。どんどん戻る。♪よぉ〜にわれ〜たぁ〜てばぁ〜ミシンオートバイ自転車など無料でお引取り。これが夕方の4時過ぎまで約12時間鳴り続いたのだ。そりゃキもクルうよな。いや順序が逆か。小田原沖は小さなゴミが広く散らばっており、なぜか風もなくいい感じ。そう。ゴミだよゴミ。投げると時折追って来るのだが、食い気まるでなし。撒き餌のイワシすらほとんど食わない。それでもT氏が運良くヒット。いや腕かな。マメな人だからなあ。117cmのメス。いいサイズ。結局、シイラはそれだけ。あまりに釣れないのでサバで遊ぶ。サバのナブラはあるのだ。40cmを超えるいいサイズがぱかぱか釣れる。外道で鬱憤晴らしとは非常に悔しいが、楽しい。やはり魚釣りは釣れないより釣れたほうがよろしい。ま、魚がいる事は確認できたしね。次は梅雨明けかな。


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うるま [MAIL]

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