白馬鹿日記

2005年09月19日(月) 武州街道

今日はバイクの散歩。犬と一緒でたまに散歩をさせないと機嫌が悪くなる。あ、これは前にも書いた記憶が。目的ルートはR299、通称武州街道。前から一度、走ってみたいと思っていた道。理由は特になし。強いてあげれば寂れた山間の一本道、というのが好きだから、か。噂ではかなりの悪路らしいので少し不安もなくはない。あまり車が通らない(らしい)上に、こちとら携帯電話を持たない身。トラブルによっては東京都の男性(44歳)がオートバイで出かけたまま行方不明、なんて事も。(笑

出発前に地図を確認。バイクしか乗らないくせになぜか大判のロードマップしか持っていないので持ち運べない。馬鹿の所以だ。254、463、299と頭に入れて出発。ちなみに通る国道の番号。それだけかい、と思われそうだがそれだけである。迷子もまた良し。結果的には道間違い1回に予定外のルート10Kmほどどいう程度だったので、方向音痴では誰にも負けないと自負する私の基準からすれば完璧と言って良いナビゲーションだった。299に乗ってしまえばあとはもう、一本道。これならもう迷わない、と思うだろうがその昔神津島の海沿いの一本道で迷子になったという実績がある。これに勝てるヤツは滅多におるまい。

飯能を抜けるともう、山間に入る。きれいに舗装された対面各一車線ののどかな山道がなだらかなカーブを描いて続く。なあんだ。いい道じゃん。秩父で7月に走った彩甲斐街道を横切る。懐かしさにホッとするかと思いきや実は近くにクライアントがあったりするのでそれ程でもない。小鹿野を過ぎる頃から所々道が狭くなり、中里を過ぎたらずっと狭くて時々広い、という状態に。そういえばあの御巣鷹山はこの辺なんだよなあ。救助大変だったんだなあなどと思いつつも合掌する間もなく通過。ここから十石峠を越えて佐久の街中に入るまではもう、ずっと極細クネクネ道。峠を攻めるというよりはスラロームを続ける感じ。ダートこそなかったがガードレールのない所も多い。おまけに熊出没注意などと書いた紙まで貼ってある。幸い、出たのはリスだけだったがUターンもできない道でどう注意しろというのだ。イヤなら来るなってか。まあ、そうだよな。うん。ワシが悪かった。申し訳ない。

峠の頂上で一服。さすがに素晴らしい眺めで、と書きたいところだが遠くはガスってて良く見えんかった。さらに下りスラロームが続き、それが終わるともう佐久の町中。ここまでですれ違った車は10台もなかった。申し分のない寂れ具合。ここからは141号線で南下、小海清里などを通って韮崎で20号へ。さらに52号で駿府へ、とも思ったが体力の限界近しという事で断念。甲府から中央道でまっすぐ帰宅。走行距離400Km少々。ううん、四十過ぎのオッサンにはツライ距離だな。


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うるま [MAIL]

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