◆透明の螺旋◆

2013年03月06日(水) 2013年3月6日 PlasticTree Tour2013「インク」 横須賀芸術劇場(千秋楽一日目)

セットリストは、

ロールシャッハ(左)
(竜太朗さんが下手寄りで椅子に座って一人で弾き語り)
インク
くちづけ
君はカナリア
(幕に映るカナリアの被り物をした小さい子の映像が可愛い!)
てふてふ
(飛び立つ蝶や大きな羽根のシルエットがちょうど人物に重なって
 まるで羽根生えてるみたくなってファンタジー†)
(ここまではステージの前に白い幕が張ってあって
 幕越しに4人のシルエットが映し出されたり映像が幕に流れたりした)

218小節、かくも長き不在
(その直後にも即興演奏みたいなのがあってエモかった)

静脈
GEKKO OVERHEAD
3月5日

Hide and Seek #4
ピアノブラック

hate red, dip it.

あバンギャルど
メランコリック

ライフイズビューティフル
シオン

ロールシャッハ(右)
(これも竜太朗さん一人で上手寄りに椅子座って弾き語り。
 終わった後捌ける時にぶつかっちゃったんだと思うけど
 ガターンとマイク倒した音が響いたから超ビビった)

en.1
サナトリウム 
プラネタリウム

en.2
本日は晴天なり
クリーム

多分抜けてないといいんだけど
順番間違ってたらごめんなさい!
開演してからすぐ白い紗幕が取り除かれるのかと思いきや
しばらくの間そのままで、
昨年の武道館で空中ブランコを見たときに感じた
ステージの上と客席とを隔てる潔くて美しく透明な壁
(接触イベントブームの昨今だけど、
 ツイッターとかもそうだけど客側が舞台上の人に必要以上に
 自分勝手なお願いを要求したり馴れ馴れしくするのは
 失礼だし違うと思っていた)
具現化されたような気がして、こういうのが見たかったんだよー><と。
幕が張ってる間は普通のホール的な聴こえ方だったんだけど
幕が下に落ちてからの客席への急速な音の広がり方と立体感が凄まじくて、
箱庭を眺めているような感覚から一気に、
そこにいるんだなーと生音の素晴らしさに感動していました。
(幕が張ってる時点での「ホールはやっぱり音がいいなーアハハ」みたいな
 のんき顔を見せてやりたいよぼかァ)

ステージセットはシンプルに丸いライトが4つ点滅明滅
(後ろのかまぼこ状のしましまの壁…は劇場自前だからステージちゃう)

衣装…は、ほぼインクアー写とほぼ同じだと思います。
中山さんの黒シャツが肩口から袖にかけてシースルーになってて
刺青が映えるったらありゃしない!


あとはMCなどを。

竜「やあやあ…どうもプラスティックトゥリーです。
  インクツアー千秋楽…横須賀公演です…。
  プラスティックトゥリーでした。」
正「急に終わった!」


(Hide and Seek#4の後にドラムソロ。
 シンバルミュートして立ち上がって叫ぶ!の
 コールアンドレスポンスを何回か繰り返したあと
 ピアノブラックで写メ企画タイム始まる前の号令)
ケ「みんなー!携帯を出せー!携帯を用意しろー!!」
ケ「いつ盛り上がるの?今でしょ!!!」  
(ピアノブラックイントロ始まる)

正「イエーイ!みんないい写真は撮れましたかー?
  俺も撮れたよ〜」
(めっちゃ撮ってるの上手から見えました・笑)

正「今日はインクツアーのファイナルという事で、
  そして特別な日(太朗さんをチラ見)でもありますが…
  まぁそれはまた別の場を設けますが、
  ここ横須賀芸術劇場は、リハーサルしてる時に
  絨毯が赤くてゴージャスな会場だな〜と思ったんですよ
  豪華で素敵ですねぇ…」
竜「いいですね、何よりも天井が高い!」
正「おお、それから?」
竜「床が赤い!…赤?く見え…いやこれ椅子の色かも?
  おれ色盲かしら赤く見えた…」
正「他には?」
竜「モ…モダンですね!」
正「もっと他に何か…」
竜「えーっと…えーっとそうですね…ク、クラシカル!
  クラシカルですね!西洋的な…」
正「…クラシカル?クラシカルはちょっと違うんじゃないかなぁ…」
(この国会証人喚問レベルのマジ鬼雨神尋問で
 いっぱいいっぱいになる太朗さんが面白かった)


竜「横須賀芸術劇場と言うことで芸術は爆発だ!
  岡本竜太朗だ!という事で…」

竜「この中でインクをまだ聴いてない人!」
正「別に聴いてなくてもいいんだよ?」
竜「いや…今この見えた風景を信じたいと思います(苦)」
正「今回のツアーは全部2Daysだったんですけど、
  ライブを重ねるたびにじわじわと
  インクの色がどんどん濃くなってく感じがして
  嬉しかったですね。こういう曲だったんだ〜って。」

竜「横須賀と言えば、19ぐらいの頃(10代の頃?)は
  横須賀でスタジャン買うことにすごくあこがれてましたねー。
  千葉だと千葉パルコでしか売ってませんでしたね…」
正「そういう時代だったよね〜」
竜「スカジャン欲しいな…明日買って帰ろうかな…」

竜「よこすかぁー!!!」
正「いきなりだね!(笑)
明「そんなねぇ、無理に盛り上げなくてもいいんだよ?」

本日3/6は竜太朗さんのゴニョゴニョ歳のお誕生日という事で
客席にも「竜太朗さんおめでとう!」的な紙が配られて
ハッピーバースデーの伴奏の合図で歌ったら上げるんだゾと
お達しが出ていたため、途中で明さんがハッピーバースデーの曲を
弾きはじめた瞬間「来る!」と思ったら
フライングだったらしく、ステージの上が微妙な雰囲気に…。
明「ほら!みんなも歌ってよ!俺のへたくそなギターじゃなくてほら!」
正「あんねぇ…あんねぇナカちゃん…どうやら今じゃないみたいよ(苦笑)」
明「(キョトンとしながら)エェ?今じゃないの?
  …えー今でいいじゃん!今やろうよ!もうここでいいじゃん!」
正「でもいろいろ段取りとかあるしさぁ…」
明「もう本人に分かっちゃったんだからさー(苦)今やろうよー!
  俺が間違えたって事にしたくないよー!!やだよー!
  (恥ずかしかったのかここらへんのくだりはハイパー早口&饒舌です)」
竜「(心底きまずそうにぽつんと真ん中に立っている本日の主人公)
  お…俺、今ここで真ん中にいたくない…この場所にいたくない…
  これこそまさに『こんな時どんな顔すればいいか分からない』って
  やつですよ!」
正「わ…笑えばいいと思うよ(どや)」
竜「アヤナミだ!」
明「俺が後で楽屋で一人怒られてきますから。
  お前たちも一旦忘れてくれ」
(この後リーダーが上手に行って耳打ちして作戦会議してから曲行く→)

正「みなさんさっきの事は忘れたよね?何もなかったよね(苦笑)」
明「そんじゃ(ケーキ)持ってきてー!(やけくそ)」
(ケーキをスタッフさんが下手側から運んでくる。
 ここで某A○BのあっちゃんBD映像の如く運ぶ途中で
 つんのめってケーキをズサーしちゃうかと思いきや
 さすがにそんな可哀想な事はしなかったぜ!・爆)
竜「ま…まぁ!なんと…ここでまさかの…?
 (一回バレとるので本日の主役の台詞も異常に芝居がかる)」

(ケーキの蝋燭に火をつけるスタッフさん
 …しかし空調の風で着いても火が消えまくる)
「ああ命のともし火が…あっ一本でも着いていてくれたら大丈夫ですんで…」
(正さんがハッピーバースデーの曲を弾き始めて
 今度こそハッピーバースデーの合唱→蝋燭吹き消す
 →おめでとう!の紙を上げる客席
 …がしかし当の本人はケーキのつまみ食いをした後後ろ向いて
 見ていないと言う…・爆
 リーダーが後ろ向いちゃった太朗さんを急いでトントンして呼んでた)
竜「いやホント嬉しいです。こっちは想像してませんでした」
明「オレお客さんが急に赤鬼のお面でも
  着け出したのかと思ってビックリしたわ(笑)」
竜「(おめでとうの紙を写メる太朗さん)
  誕生日なのでいろいろ予想はしてたんですけど、
  やっぱり嬉しいですね…どうもありがとう…」
(ここでさっき苦戦したまだ蝋燭がしぶとく一本ついてて
 志村後ろ後ろ的な感じで必死にジェスチャーして教える客席
 …がしかしここでも本人は違う方向を向いてて気付いていない・爆)
明「あのね、みんなが一本残ってるって教えてくれてんだよ?」
竜「あら、一本は命のともし火だからついたままにしますね」

竜「今日はこんな遠いところまでわざわざ来てくれてありがとう。
  誕生日をみんなと一緒にすごせてよかったです。
  一生忘れません。今日は美しい日です…ライフイズビューティフル」


竜「アンコールどうもありがとうございます。
  今日この日にこの場所でこの曲をやれる事が
  すごく嬉しいです。プラネタリウム。」

竜「幸か不幸か今日は偶然誕生日にライブです。
  ライブでみんなと過ごせるのは嬉しいですね。
  さっきのケーキは外に飾ってあるみたいなんで
  みんなも写真撮って帰って下さい(笑)
  (ピアノブラックの写真と一緒に)ケーキの写真も
  ネットに載せて他の人に見せてあげて下さいね。
  ケーキには俺の顔が描いてあるんですけどね。
  七割り増しぐらいで良くなった俺が…(笑)
  みんなケーキ食べちゃわないで下さいね後で食べるんで。
  …でもバレなければこっそり食べてもいいです(苦笑)」

竜「俺ら芸歴実は相当長いんですけど、慣れない事すると
  アタフタしますね。本人は良かれと思ってやった事が…
 (ここで上手に注目があつまる)
明「その辺りは触れないでくれ!今日は横須賀の海辺に行って
  波止場で一人反省会するかもしれない。
  普段見せないような哀愁たっぷりの背中で…」



竜「今日は久々のホールという事で、
  いやぁ客席と距離が遠いですね…緊張するなー…」
明「(ステージの先端に立つ)ずっとこのくらいの距離でやってたかんね」
竜「それが今日はここですよ?
  一歩…二歩…二.五歩ぐらい後ろですよね。
  この距離緊張するなぁ…でもそろそろ距離を詰めたい!
  前に出て、むしろ客席で歌いたいですね!…やりませんけど(笑)」

竜「せっかくだから話聞きたいよね?誰から行く?
  なかちゃんはさっきだいぶ長く喋ったから無しです(爆)
  …そんじゃケンケン!」

ケ「みなさんこんばんは!いつもはドラムのここには
  マイクないんですけど、今日はここにもマイクが用意されています。
  いつもオイが喋ると滑るからマイクを用意して貰えないんですけど」
(いや全然滑っとらんぞキミ)
ケ「今日は最初白い幕かかってたんですけど、みんなどうでした?
  オイ達の顔見えました?」
(「見えてたよ!」と客席)
ケ「見えとったと!?ホント?こっちからは全然見えんかったとよ…
  なんだー見えるんだったらもっとキリッとちゃんとした顔しとけば
  良かった…オイ思いっきり変な顔して叩いてたかもしれない…。
  幕に映像映ってましたけど、映像といえばカナリア君。
  カナリアくん可愛かったですよね。
  アンケートにもカナリア君の絵を描いてくれる人が多くて
  嬉しかったんですよ〜」
竜「そ、そろそろこのへんで…」
明「なんでも行き当たりばったりじゃイカンね。
  いくら俺らダラダラしてるバンドとは言っても
  話までダラダラしちゃイカン」
竜「テレビ的な編集が必要ですね。それじゃ最後に一言!」

ケ「えっと今日はあと2曲でおしまいなので
  みなさん全てをぶつけて下さい!おいもすべてぶつけます!
  今日はありがとうございます!最後まで楽しんでって下さい!」

竜「一言って言ったじゃん〜」
明「いや、今日はTV的な段取りって大切だな〜と思いましたね。
  まぁ普段段取りも何もあったもんじゃないですけど!
  後で反省会ですよ。」
竜「俺ら芸歴けっこう長いんですけど
  段取りとかホント無縁のバンドですよね…無縁…無縁仏です」
竜「最後は無縁仏じゃなくてリーダーの正くん!」

正「今日は晴れて良かったですね〜」
  晴天で…ハッ!今いい話の流れを思いついてたのに、
  スーッと流れて行きましたね…
  さっき竜ちゃんも言ってたけど、
  今日は客席まで距離があるからこれからその距離を
  取っ払いたいと思います。皆さん盛り上がってって下さいね。
  そんじゃメンバーはみんな定位置について下さいね〜」
(竜&明が前に出る。正さんはマイクで煽る)
正「やるよー。いくよー。…やるぞー!!!!(→本日は晴天なり)」



(ステージみんなピックなげたりしつつ捌けていく。
 竜太朗さんだけ下手端に残る。
 ※竜太朗さんのピックがかなり後ろの席まで
  飛んですごかった…マジアスリートやで…)
竜「(マイク無しで)今日は俺残らないといけないと思って残ってみました。
  みんなと会えて良かったです。最高の誕生日を過ごせました。
  今日は遠い所まで来てくれてありがとうございました。
  あ、また明日もやってるんで来てくれると嬉しいです。
  本当に有難うございました。
 (一瞬帰りかける)海軍カレー食べて帰って下さいねー!!」



今回の全国ツアーは一応神奈川が千秋楽なのですが、
千秋楽の数日後月曜日からはすぐに怒涛の
裏インク7days(心のBGMは「エビ中一週間」)が始まるので、
地方から遠征なさる方や関東でも東京以北の方の
「平日だしー遠いしー裏インク行くからいーや^^」感を
県民として感じ取ったので謎の使命感で
「どうかみなさん…おらが県に来てくんちぇぇ…
 こんなにええとこですねん…食べ物もうまい…」と
大々的に推しキャンペーンをするはずが、
品川から横浜まで来たらあとは5分10分ぐらいで着くと
もし思ってたらと間違いで思った以上に遠いから気をつけろ!
JR使うとチョー高いしよこすか駅からだと遠いから気をつけろ!と
謎の警鐘人になってました…。

横須賀芸術劇場はオペラとかクラシック系でも使われるホールなので
音響に「ほほう…まぁお手並み拝見と行きますかな…(邪気眼)」と
超絶期待していたのですが、
期待を上回るの音響の素晴らしさで、
普通のライブハウスとかだと音が直線的に客席に来る感じなのですが、
ここは、ステージから発せられた楽器の音がまず
ドーム型の高い高い天井に反響共鳴乱反射して最終的には
ふんわりと客席に降り注ぐような深みのある生音を楽しめる
(特にドラムがすごい響いて聴いていてとても心地よかった…!)
素敵な空間でした。
ライブハウスの爆音接近戦も好きだけど
ホールならではの音の良さと演出を堪能できて
いいもん見たな〜と遠い帰り道にホクホクしながら帰りました。
(しかし残念ながらぼかぁ一日目だけ参戦野郎だったんや…)


今回は誕生日企画?で千秋楽二日間限定
一曲だけ(ピアノブラックね)写メおkだったのですが、
私の携帯のカメラ機能がクズすぎて結局ステージ光っちゃって
ブレブレでうまく撮れませんでした…。
(ツイッターのツアータグ?で他のファンの方が投稿なさった写真を見て
 ありがたやーってなりました)
あと、わたしが古い考えの人間だからかもしれないんですが
最初海月メールで企画の話を見たとき
「そういうのあるって聞いた事あるけど写メとか演奏中に失礼やんけ!
 マジありえん!!!」とマジぉこ1000%状態で、
行くのやめようかしらってなってたレベルだったんですが、
実際現場に行ってその企画タイムになってみれば、
曲入る直前にケンケンさんが号令してくれた事もあって
一気にお祭りムードで不思議と許せたなあ。
今回は竜太朗さんのお誕生日段取りとかもあって、
見てる側も忙しいけどメンバー側はもっと段取り盛りだくさんで
大変だったと思います!


波止場に行けば一人反省会する中山さんの
哀愁ある後姿を拝めそうな気がしてムーンライト。

天井が丸くなってるので、プラネタリウムがばっちりハマってて
プラネタリウムみたいだなぁ…と思ってしまったり。

ベースはへそ下辺りで低く持ってるけど、
ギターはそれより10cmぐらい上にストラップ調節してある感じ。

3月5日はライブでも何回かは聴いてるはずなんだけど、
パペショ音源のグンニャリうねうねのイメージが強いので、
おにいさんギターメリハリ効いてうめぇなw(何目線なのか)ってなってました。

Hide and Seek#4のギターとかを聴くと
bulbの律さんがナカヤマギター評で仰っていた
「水のようなギター」と言う表現が分かった気がした。
音は熱く手元はあくまでも冷静に。


 < 過去  一覧  未来 >


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