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春はお茶会のシーズンである。
ということで、お茶のお稽古仲間のAさんとお茶会に行ってきた。
身近にこんな場所があったなんて!と感嘆の声をあげたくなるような
昔のお金持ちの和洋折衷の別荘を使ってのお茶会である。
お茶席は表千家と裏千家の二席。
どちらも桜尽くしだったり、茶道具に華やかなしつらえがしてあって舌にも
目にもご馳走、といった風情。私はもちろん主客でも次客でもない席に
ついていたけれど、その他の客にも様々な茶碗で薄茶を点てて戴いたのが
嬉しかった。
お茶席の担当の方から「古稀記念 表千家而妙斎家元好み物展」なる展示会が
近くのデパートで開催されている、と聞き、「行ってみる?」「行こう!」と話が
まとまり、そのままAさんと某デパートへ直行。
私たちが習っているのは裏千家だが、千家十職の作家の作品も多く展示されており、
なかなか見ごたえあり。あ、このお茶碗がいい♪と思って作品紹介の札をひっくりかえすと、
198万円とか500万円とか、きゃーーーーーっ!と叫び声をあげたくなるくらい素晴らしい
お値段がついていて、さらにビックリ。私に買えるのはせいぜい友湖の数奇屋袋程度だな…。
さすがにお家元作の品々には値段がついていなかったけれど。
表千家の四季の茶席のしつらえのコーナーでも様々な逸品を楽しめた。
十二支の水指のコーナーでは、寅の皮模様の水指や未の顔が描かれた水指、
一番面白かったのは雪だるまの水指だ。こういうお遊びもできるんですねぇ。
こういう茶道具展に行ったときに、いつも「どれかひとつ、好きな茶碗で
お茶が戴けるならどの茶碗を選ぶか?」を考えながら鑑賞するのだが、
どれもこれも素敵で選ぶことができない。あえて選ぶなら観桜茶会で披露
された茶碗(銘を忘れた)だろうか。Aさんは三葉葵の絵が描かれた茶碗だ
そうだ。
展示会の後も、面白かったねぇ、とお喋りしていたらあっという間に
外が薄暗くなっていてビックリ。こんなに時間が経っていることも気が
つかないくらい熱中していたということは、Aさんも私も立派な茶道オタク
なのかもしれない(笑)。
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