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某雑誌の某連載コラムに刺激されて、手持ちの『キュリー夫人伝』を読み返している。
ちょうど、ピエール・キュリーと結婚してイレーヌを生んだところまで読み終わったところ。
思えば、私が理系に進学して今の職業に就いているのは、こどもの頃に読んだ
「キュリー夫人」の伝記(子ども向けのやつね)が、遠因だったのではないか、
という気がする。
暖房にする石炭を買うお金がないので、持っている洋服を全部着込んだうえに
布団をかけまくってベッドに入ったけれど、それでもまだ寒くてたまらないので
自分の身体の上に椅子を乗せて暖をとろうとした話は覚えていたけれど、
やはりお金がないので食べるものもろくに食べず、栄養失調で倒れそうになった
ところを、兄夫婦にたっぷり肉を食べさせてもらって回復したというエピソードは
記憶になかった。よくそんな話、覚えているよな。
やはり栄養をきとんと摂ることは大事です、ではなくて、そこまで物質的な
ことをなにもかも振り捨てて、好きなこと(勉強や研究)に打ち込めるという
のは、ある意味とても羨ましいという気がする。根性なしの私には無理。
キュリー夫人と私の数少ない共通点は、周囲の騒音に全く気がつかないまま
本を読みつづけることができるってことだけだな。
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