人恋しくて 一人も好きで
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2006年07月18日(火) 荻野氏に思う

雨模様でグッと涼しくなったので、なんだか調子が狂う。



昨年末からDVDレコーダを導入したおかげで、以前よりTV番組をよく
見るようになった。でも録画した番組のほとんどがNHKってどうよ。


最近面白かったのが、「そのとき歴史が動いた」の荻野久作氏の回の放送分。
産婦人科医の荻野氏というと、即、オギノ式避妊法を思い浮かべる私は
相当のモノシラズだが(しかしバチカンが唯一認めた避妊法だとも知っている)、
大正から昭和初期において、月経と排卵の法則性を発見した画期的な学説で
あったことを初めて知った。


何より当時、月経後に排卵が起きるという説を基に、受胎・排卵の周期の
法則性を見つけ出そうとするのが主流であったのに対し、排卵後に月経と
いう法則性に気が付いた点が実に素晴らしい。
なかなか、こういった発想の転換はできないものなのだよ。


また日本で荻野学説が省みられなかったので、単身医療先進国の
ドイツに乗り込んで自分の論文を売り込みに行った行動力にも感激。
もちろん無名な日本の一医師の話をまともに聞いてくれるドイツ人医師も
殆どいなかったらしい。それでも真理に近い学説は必ず評価される
ものなのだね。



この仕事を長く続けていると、よい発明・特許をバンバン出願してほしい、
と上の人にはよく言われるけれど、画期的な発明発見などをホイホイ出すのは
なかなか難しいのだよ…。
って、私の頭が悪いだけかしらん!?


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