人恋しくて 一人も好きで
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2006年07月05日(水) 本日の読書(もほどほどに)

会社帰りに駅のホームで本を読みながら電車の来るのを待っていたとき、
つい本に夢中になってしまい、間違えて急行電車に乗ってしまった。
家に帰るためには各駅停車に乗らなくてはならないのに…。
しかも、その乗換駅から一駅で降りればいいはずなのに、次に止まった
駅は自宅から遥か遠い場所で……。しくしくしくしく。


ちなみに、今読んでいるのは『半七捕物帳』


『半七捕物帳』は、明治二十年代の末に、新聞記者をしていた作者が、
幕末に岡っ引をつとめていた(半七)老人と知り合って、手柄ばなしを
聞く、という構成をとっている。
 (『半七捕物帳』1巻解説より引用)


という小説の形式もさることながら、短編には怪異話もかなり入っていて、
きっと京極夏彦ファンは気に入るんじゃないかなー、とも思ったり。


ただ、いつのまにか「そいつぁ、いけねえや」とか「そうかえ」とか、
人と話しているときにポロリと江戸ことばが出てきそうになるのが
唯一の難点かな。(……私だけ!?)


もう一冊、書店の店頭でふと手にとってみたのが『東京に暮す―1928~1936』
イギリス人女性が昭和初期の日本をあたたかく見つめて書いた雑記、
といったところかな。現在の日本人が失ってしまった数々の美質や
現在も持ちつづけている日本人の特質など、よく書けていると思う。

そして、現在の私たちが本書を読んでいるときは、著者と同じような
外国人目線で、当時の日本や日本人の様子に興味を抱いてしまっている、
ということに気が付かされる。



ということで、最近すっかり時代物づいている私。


ところで『半七捕物帳』ってテレビか何かで放映されていたような
気がするけど、どうなんでしょ?
教えて、えらい人。


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