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お茶のお稽古の前後で、どういうことをしているか
ちょっと書いてみましょうか。
お稽古前には、お手前で使うお茶碗の準備。
茶巾を塗らして畳み、お茶碗の中に仕込んでおきます。
さらに茶筅、茶杓もセットします。
菓子器には本日のお茶菓子を入れます。
「ほほーっ、今日いただくお菓子の名前は○○なのねー」
などと、ここで抜かりなくチェックします。
これは私が食いしんぼうだという理由からだけでなく、
濃茶手前のとき、亭主は主客からお菓子の銘を質問されるので。
お湯を捨てる建水や柄杓、蓋置も準備します。
水指の中の水が少ないときは、水を足しておきます。
棗や茶入に抹茶を詰めておくことも忘れずに。
お釜の準備は、たいてい先生方がやっておいてくださいます。
お稽古が終わった後は、これらの使用した道具類を洗って
水気を拭き、水屋の棚に仕舞って置きます。
床の間に飾ってある掛け軸や花入も片付けます。
これらもただ仕舞えばいいというものではなくて、たとえば掛け軸を
適切に仕舞うやり方というものがあります。
何度か片付けを手伝っているうちに、私、お稽古仲間の方から
「掛け軸を仕舞うプロ」だと呼ばれるようになりました(笑)。
こういった準備や後片付けを手伝う人は、お茶のお稽古に
熱心な人が殆どであるような気がします。
時間ギリギリに教室に現れて、お稽古が終わった途端にサッサと
帰っていく人も多いですが、なんだかそれだけでは勿体ない。
薄茶の飲み方やお手前のやり方だけ覚えればいい、と考えて
いるのかもしれませんが、準備や片付けを手伝いながら、
先生から道具の扱い方を教えていただいたり、今日のお稽古の
ここに気をつけるといいわよ、とコメントしていただくのも、
お稽古のうちだと私は考えているので。
……こんな私は、やはりお茶の世界にハマっているのでしょうか?
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