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・女児就学差別根強い モロッコ、インドなど顕著
こういうニュースを耳にすると、学校に行きたくても行くことが出来ない
女の子たちの悲しさや悔しさを思って、胸が痛くなる。
世界には貧困のために就学はおろか、食事もろくにとれない子どもたちが
多数存在している。そして特に女の子は、母となり子どもを産む存在で
あるというだけで、教育を受けるチャンスを奪われてしまいがちなのである。
とはいえ、大なり小なり、日本でも同じようなことは起きている。
少なくとも20年ほど前の地方都市(のイナカのほう)では、こうだった。
「女の子なんだから、なにも進学校に行かなくても」 (←高校進学時)
「女の子は短大でじゅうぶん。四年制大学に行くなんて大袈裟すぎる」 (←大学受験時)
「○○大学なんて行ったらお嫁に行けなくなるわよ」 (←同じく大学受験時)
「どうせ女の子はお嫁に行くんだから、しっかりし過ぎないほうがいい」 (←これはつい最近)
親戚や近所の人、あげくの果てには同級生にもこんなことを言われ続けてきた。
私が自分の息子(私にとっては従兄弟)と同じ大学を受験した、というだけで
冷たい態度をとり続けた叔父もいたのだ。
ところで私は数年前から、インド在住の女の子にささやかな援助を送り続けている。
先日、その女の子の成長を知らせる手紙が届いた。
日本でいえば小学6年生(インドでは中学1年生らしい)にあたる、その女の子は
身長137cm、体重30kgと体はとても小さい。現在はタミル語や英語、理科や
社会、数学を勉強していて、家庭では掃除や食器洗いが彼女の仕事なんだそうだ。
同封されていた写真には、生真面目な顔をした女の子が写っている。
髪飾りやブレスレットは彼女なりの精一杯のお洒落なのだろうか。
しかし、着ているブラウスもスカートもダブダブで、まるでサイズが
合っていない。もしかしたら援助物資の洋服なのかもしれない。
私に出来ることはほんの小さなことだけど、それでもインドの女の子が
好きな勉強を続けることができて、健やかに育ってくれる一助になって
いるといいな、と思う。
<参考>
・チャイルド・スポンサーシップ (ワールドビジョンジャパン)
・フォスタープラン
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