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朝5時半起床。
ヘアメイクをえいこらしょ、と自分でどうにか済ませてから
着物の着付けを始める。長襦袢を身に付け、着物を着て腰紐をかけたら
あらら……? なんだか妙におはしょりが長いんですけど。
モノの本などによると、おはしょりは帯の下5〜6cmくらい出ていれば
ちょうどいいらしいのだけど、この着物ではおはしょりがベローンと
太もものあたりまで来てしまうですよ。こりゃひどい。ひどすぎる。
大慌てて見苦しくない程度におはしょりを短く着付け直す。
あぁ、昨夜のうちに一度着付け練習をしておけばよかった。
やや雨が残る中を、先生に言われていた9時より前にお茶室に到着。
さっそく前掛けをかけて、水屋でお茶会の準備を手伝う。
しかし、狭い水屋に何人もの人間が入れ替わり立ち代わりするので
身を捩じらせて人を避けているうちに、帯のお太鼓の部分が帯締めから
外れてしまってペロリンと落ちてしまった。いやーん(泣)。
しかし、何事もなかったかのように、こっそりと応急処置でお太鼓を
作り直しておいた。
私たちのお役目は、午前中のお茶席のお運びである。
つまり、お茶席に来ていただいたお客様に、お茶菓子やお茶を運んだり
空になったお茶碗などを下げに行ったりする役目なのである。
くるくるとお茶席と水屋を往復して、立ったり座ったりしているうちに
途中で混乱して、足運びやお茶碗の下げ方を間違えたりしてしまうけれど、
知らん顔して静々と落ち着いていれば全然平気(笑)。
よくよく見ると今日もへなちょこな着付けだったし、お運びの仕事も
小さなミスばかりしていて、結構ヒサンな一日だったけれど、
お高いお茶碗を割ってしまうとか、茶席で着物の裾を踏んづけて
転んでしまうとか、お菓子器をひっくり返してしまうとか、
そういう失敗はしなかったからいいことにしよう。
水屋仕事をしたことで、いい経験をしたし勉強にもなったし。
ときどき無意味に前向きな私。えへ。
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