人恋しくて 一人も好きで
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2004年08月01日(日) 花火大会の日に

今夜も花火大会があるせいか、朝っぱらから浴衣姿の若い子を
たくさん見かけた。


ところで、きものエッセイなどを読んでいるとしばしば
「お直しおばさん」なる人種がいて少々困る、という話が出てくる。


「お直しおばさん」というのは、着物を着ている人を見かけると
つつと近寄って、「あら、あなた帯が曲がっているわよ!」とか
言いながら、いきなり見ず知らずの他人の帯や着物を着付け直して
しまう人のことらしい。


私は、この「お直しおばさん」の気持ちが少しだけわかる。
今日も着崩れた浴衣姿の女の子を見るたびに
「あぁ〜、ちょっと私に直させてくれ〜!」と叫びたくなる
のを必死で我慢していたのだ。
ちなみに今日は、浴衣を左前に着ていた女の子を一人見かけた。


いや、それよりも浴衣のスゾをぺろんとめくり上げて、
階段を登っていた女の子たちを見たときのほうが衝撃が大きかった。
足が脛まで丸見えじゃないか〜。やめて〜。



夕方、友人の家に遊びに行くと、
「ごめんね〜。これから花火大会に行くのよ。ほら、例のカレとデ・エ・ト♪」
と言われてしまった。
「いやもう、私すっごい幸せ〜」とニコニコ顔で答える彼女から
ラブラブ光線を思いっきり浴びせられたせいで、脱力かつ撃沈。嗚呼。



ちぇっ。とか言いながら、我が家の玄関先で缶ビール飲みつつ
今夜はひとりで花火を堪能。
こんな感じで、なんとか我が家からも花火が見えるのですよ。
誰に見せるアテもないのに浴衣も着ました。 (←単に着たかっただけ)



マンションの隣の部屋の人と、
「案外、花火がよく見えますねぇ。きれいですねぇ」
なんて言いながら、夜空に咲く花に見とれていた夜でした。



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