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2004年04月23日(金) |
お金があれば尊敬される!? |
解説:父親が感謝されなくなった時代への処方箋
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ざっと内容を要約すると、「父親が尊敬されなくなったのは、給料の銀行振込が普及したため」であり、給料やお小遣いを現金で手渡しすることで、父親が家族から感謝され尊敬されるようになる、という話です。
給料が銀行振込みされるようになってから父親の権威が低迷した、という話はときどき耳にしますが、私に言わせれば「何くだらないこと言ってるんだ?」です。
「家庭のことは全部お前に任せた」と言って、子どもの教育のことも家庭運営のことも放棄して仕事だけに没頭していたり、「うちのオットは子どもみたいに手がかかるのよ〜。家では何もしないんだから」と奥さんが嘆いているような父親のことを、たかが給料を現金で手渡しするだけでどうして尊敬できるのでしょうか?
単に給料が現金振込みになっただけで失墜する程度の尊敬しか、家族から受けていなかった、だけのことじゃないの?
妻や子どもだって馬鹿じゃありません。
父親が誇りをもって仕事に熱心に取り組んでいる姿を感じ、家庭内での自分の責任をきちんと果たしている様子を見ていれば、自然に父親に感謝の念も尊敬も抱くようになりますって。
あと気になったのは、「お金を稼ぐ人は偉い」という言葉ですね。これは裏返せば、「誰がお前達を養ってやっていると思っているんだ?」に繋がりかねない危険な言葉なんだけどなぁ。
このコラムの筆者(某社の社長だそうです)が社員に現金でボーナスを渡すのも、生活費やお小遣いを自分の妻や子どもに手渡しするのも本人の自由ですが、今どきの物騒な世の中、現金で数十万円を持ち歩いていたらうっかり落としてしまったり、スリや強盗に遭ったりして、お金をなくしてしまったりしないんですかね?
私だったら給料は銀行振込のほうが安心できるんだけど。
それにしても、何人かがこの記事に関するコメントを寄せているけれど、「その通り!」と賛同している人が思いのほか多いのには驚いてしまった。あーあ。
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