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2004年04月11日(日) |
まだまだ修行中の身です |
午後からお茶のお稽古の日。
4月最初のお稽古日とあって、今日から茶道を習い始める人が
大勢参加していて、教室は大賑わい。先月までは少ない人数で
ひっそりとお稽古をしていたので、ちょっと面食らってしまった。
ちなみに私たち古株(笑)のメンバーは、濃茶のお稽古に四苦八苦。
不思議なことに、お茶のお稽古のときになると人格が変わってしまう。
お茶の作法がわからなくてまごまごしている新人さんに
足さばきやお茶碗の持ち方などを教えてあげたり、
水屋での洗い物や準備作業を積極的に手伝ったり、
誰かがお茶をこぼしたときには率先して雑巾を取りに行ったり、
先生やお稽古仲間に会ったら積極的に挨拶したり、
いつでもにっこり穏やかな気持ちでいられるように心がけたり、
なんだか私、すごいいい人?
と己の腹黒さとナマケモノっぷりを忘れて
一瞬勘違いしそうになる。
これというのも、茶道では「お互いに他人を尊重しあう心」が
大切だと教えられるためだからと思う。
お稽古を実りあるものにするためには、自分のことだけでなく
他人がお稽古しやすいように心配りをする必要があるのだ。
普段の生活では、どうしても他人を押しのけ競い合って
慌しく過ごさなければ立ち行かないことが多いから、
そのようなきめ細やかで穏やかな心をもち続けることはとても難しい。
私ってば、イヤなことがあればすぐにムッとするし、
めんどくさいことはついつい後回しにしてしまうし。
本当、修行が足りなくてしょうもない。
あ、なるほど。だから茶の「道」なんだなぁ。
さてさて、また明日からは人格スイッチを切り替えて
お仕事モードにならなくては。
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