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2003年12月07日(日) |
わたしをお能に連れてって! |
能について少しは知ってみたい、と前々から思っていたところ、
たまたま募集があったBunkamuraでの能楽教室に参加してきました。
観世流の若手のシテ方の方が講師として、能の歴史や役、
装束や楽器について解説してくれました。
観阿弥、世阿弥親子は有名ですが、三代目は音阿弥という名前で
それぞれの名前の頭をつなげると観世音ですね、とか。
能の囃子方には、太鼓・大鼓・小鼓・笛の4種類がありますが、
これに地謡を加えると(お雛様の)五人囃子になりますね、とか。
能のお面で一番有名なのは般若の面(女性の鬼)ですが、
男性の鬼の面(というのもあるらしい)には角がありません、とか。
知っている人なら既に知っている話題なども
ふむふむと興味深く聞いてきました。
なにせ私は、せいぜいシテとワキの役どころが違う、
程度の知識しかなかったので。でも他の参加者の方々は、
「謡を習っているところです」とか、能に関する教養や
基礎知識を持ち合わせているようで。あぁ、はずかし。
それから、
高砂や〜 この浦船に帆をあげて〜 ♪
の一節も、参加者全員で合唱したり。 (いちおう謡えるぜ!)
なかなか楽しいひとときでした。
最後に装束(能楽の衣装のことをこう呼ぶそうです)や、
面、小鼓などをごくごく間近で見せていただきました。
下手すると美術館に納められて、ガラスケースごしにしか
眺められないこれらの品々を、すぐ目の前で見られただけでも
参加してよかった〜と思いましたね。
たとえば金地扇面唐織といった主役級の女性が着る装束なども
ちょっと見ただけでは扇などを刺繍で縫いこんであるようですが、
実際はすべて手織りで模様を織り込んでいる、という話を聞くと
そりゃもう感動モノです。
日本の三大芸能は、能楽・歌舞伎・文楽なんだそうですが、
こうなったら次は文楽も見てみたいなぁ!
・能 狂言のホームページ
あの「なにがなにやら」が本になりました!詳しい情報はこちらもしくはこちらへ。某直木賞作家も激賞!の内容だよ。
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