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朝出社したら、職場の先輩の左手が
包帯でぐるぐるまきになっていました。
先週、自転車で会社から帰る途中でうっかり転んでしまい、
左手骨折、右手側打撲ということらしいです。
……うぅっ。痛そう。
「これじゃお茶碗も洗えないのよー」と先輩がボヤいていたので、
「でも上のお子さん大きいから手伝ってくれるでしょう?」と聞いたら
「お兄ちゃんは小六だからやってくれるけどねー。
なんでオレがやらなくちゃいけないんだ、ってブツブツ言ってる」
だって。
先輩も怪我をしていろいろ大変そうだけど、
旦那さんやお子さんのサポートが期待できるから、
私が必要以上に心配することはなさそう。
でもひとり暮らしの人間が、怪我をしたら大変だな。
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本屋さんで文藝春秋を買ってきました。
ひとり暮らしエッセイでおなじみの岸本葉子さんが
「女ひとり、四十歳でがんになる」という文章を書かれていたので。
岸本葉子さんは、ひとり暮らしの女性の大先輩として
ときどきエッセイなどを楽しく読ませていただいていたのですが、
四十歳でがんに罹患する、というのはあまりに早すぎて
正直ショックでした。
エッセイそのものは冷静かつがんとの戦いへの意思を綴ったもので、
「死」の恐怖というのももちろんあるのだろうけれど、
がんによって、自分の人生の将来計画を大きく変更せざるを得ない、
自分の人生を自分でコントロールできない、という点が一番
岸本さんには堪えているように感じました。
ひとり暮らしの何がいいところかと言えば、
日々どのように時間を使うのか、人生計画はどうするのか、
全て自分の裁量で決めることが出来る点でしょう。
というか、自分のことは自分で決めたい人が
ひとり暮らしを選ぶのかも。
だからこそ、自分の努力だけではままならない事態には
かなり苦痛を感じるのではないかと思います。
もし私が今、病気や怪我で寝込んだとしても、
家族の協力はないものとして
なにもかもを自力でこなさなければならないでしょう。
そのときどうやって日常生活を送り、
どうやって仕事を続けていけばいいのか。
そろそろきちんと考えていかねばならない年齢なのでしょうか。
ホント、他人事じゃないよな、
とつくづく思う今日この頃。
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