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先日、『ひとりぐらしも5年め』という本を読んだ。
著者はイラストレーターで、この本はいわゆるイラストエッセイ本。
優雅なひとり暮らしでなく、どちらかというと質素なひとり暮らしぶりに
「あぁ、そうだよ、ひとり暮らしなんてこんなもんだよなぁ」なんて
微笑ましく思ったり。
スーパーで半額シールが貼られるのを待ってから、お刺身などを買うのは
そのまんま私の姿だし(苦笑)。
ただ一点よく理解できなかったのは、ホームシックにかかる、ということ。
実家にしばらく滞在した後、ひとり暮らしの部屋に戻るとき、
著者は泣きたいような淋しい気持ちになるというのだ。
とても不思議。
だって、私は今まで一度もホームシックにかかったことがないから。
ひとり暮らしを始めるときは、開放感と自分で自分の生活すべてを
コントロールできる喜びでいっぱいだったし、次々と新しい世界に
触れることができて、とても楽しかったことだけ覚えている。
だからと言って、家族と仲が悪かったとかそういう訳ではない。
ただ実家にいた頃は、なんとなく居心地が悪いというか
古い世界に絡からとられるような閉塞感をずっと感じていたのだ。
多分、それは学校や友達や書物などから意識的に広げてきた私の知見と、
実家にいる家族の意識とが離れていってしまったからかもしれないと思う。
それがオトナになるってやつ?
というか、著者は24歳でひとり暮らしをはじめたと書いてあるので
今20代後半? その歳になってもまだホームシックになるってどうよ?
と思うんだけど。
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