人恋しくて 一人も好きで
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2003年06月07日(土) 親不孝

今日は母親のところに顔を見せに行ってきました。
新幹線を使って。
しかも日帰りで。



実はうちの母親、水曜日から
実家近くの病院に検査入院をしているのです。
まぁ、検査目的なので、手術をするとか突然倒れたとか
そういう緊急を要する状況ではないのが
ほんのぽっちり安心かも。



本当のところ、病院に行くのは心が重い。
病院の殺風景さと、
独特の空気と、
あえて見ないようにしてきたものを
目の当たりにしなくてはならないために
しくしく胸が痛むから。


ただ、今母親が入院している病棟は
改築したばかりということで、
クリーム色を基調とした病室に
壁に淡いピンクのアクセントがあって、
かなりあたたかな雰囲気になっていました。
おかげでとても気が楽。



でも、母親とは年に数回しか顔を合わさないので、
会うたびに母親の体が小さくなっていって、
顔つきもどんどん祖母(母親の母親)にそっくりになっていって、
「老い」というものがじわじわとしのびよっている様が
手にとるようにわかるのが、少し、つらい。



大学に入学したときから、ずっと実家を飛び出したままだし、
母親の望むような「いい娘」にもなれなくて、
ホントに私、親不孝モノじゃないかと思う。


親不孝でごめん。
でも、そうでもしなければ
私が私でいられなかったと思うの。



帰り際に乗ったタクシーの運転手さんが、
み○もんたにすごいソックリだったんですが、
「電車に間に合う? 急いで駅に行かなくても平気?」
とか、いろいろ気を配ってくれるいい人でした。
み○もんたなのに(笑)。



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