人恋しくて 一人も好きで
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2003年01月25日(土) エンパワーメント1

友人に誘われて、あるセミナーに参加してきました。


某有名外資系コンピュータ会社の常務取締役の女性のお話を聞いてきたのです。
ちなみに主催は日本女性技術者フォーラム



テーマは、「女性社員のやる気を引き出すためには」でした。
なかなか面白い内容だったので、プレゼンテーションの内容の一部を
ここに紹介してみようと思います。



企業がこの複雑で不透明な時代を乗り切るためには、

・グローバルな市場を目指すこと
・グローバルなカルチャーを認め内包すること
・管理者層を多様化すること
・ワーク&ライフのバランスをとること

などの施策が必要であります。
そして経営戦略として、女性能力の活用が必須であります。

しかし依然として、女性の離職率は高いし、女性管理者の比率はとても低いのです。


では女性のキャリアアップを阻害する要因は何でしょうか?

 - 自分の将来像が見えないこと。
 - 仕事と家事/育児のバランスをとるのが難しいこと。
 - オールド・ボーイズ・ネットワークの存在。

などであります。


ちなみに「オールド・ボーイズ・ネットワーク」とは、
男同士のつながりであり、阿吽の呼吸による世界であり、
男社会というカルチャーである、というような意味のようです。
(多分、発表者の造語でしょう)



たとえば男性社員には、
服装から名刺の渡し方から何から何までビシビシと教え込むのに、
女性社員には、歯にものがはさまったようないい方で
「○○くん、今日は華やかな服だねぇ」
と話し掛けるようなことはありませんか?
この場合、服装を誉めているのではなく、
それは仕事着として派手すぎる、と暗に伝えているのです。


あるいは男同士の飲みニケーション。
女性社員も飲み会に参加しているといっても、
実際に実のある仕事上の話題は
一部の(決定権のある)男性社員だけで行われていませんか?



というのが、オールド・ボーイズ・ネットワークの例になります。




では、現状を打破していくためには、

まず女性社員の数を増やしていくこと

が必要なのです。
つまり、会社を辞める女性社員を減らすことと
入社する女性社員を増やすことをしなくてはなりません。


そして女性管理職の割合を増やすこと。

身近に、管理職になった女性がいるだけで
「何年後にはあのようになれる」
という目標を作ることができます。



そして、女性社員の活用のための施策の話になるのですが、
長くなりそうなので、続きはまた明日。



ところで、某有名外資系コンピュータ会社では
様々な人間の採用や活用を積極的に行っているそうですが、
その区分がおもしろかったです。

 ・男性
 ・女性
 ・障害者
 ・ゲイ、レズビアン
 ・ブラック
 ・アジアン
 ・ヒスパニック
 ・ネイティブアメリカン

ゲイやレズビアンが入っているのが、さすがアメリカの会社だ…、
と思いましたね。
うん。


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よろしければ、↓の記念てぬぐいもどうぞ。

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