INDEX|過去の日記|未来の日記
5年後の私はどうなっているのだろう?
時々考える。
5年前の私は、
今の私より5歳若くて、(←当たり前)
それでも世間一般から見ればじゅうぶんすぎるくらい、いい年で、
まだ結婚していて、
少なくとも今よりはマジメに家事とかやっていて、
これから先もずっと同じように
暮らしていけるんだと信じていて、
仕事はガンガンやっつけていて、
結構強気なことも言うようになってきて、
でも、ひっそりと自分の言いたいことを胸にためていたりして、
ハンパにしか物事にぶつかれないような、
実のところ、まだまだ子どもだったと思う。
あれから2回引越しをして、
職場も1回変わって、
また一人で暮らすようになって、
恋も別れもさらさらと流れるように過ぎ去っていって、
自分が取るに足らないちっぽけな人間だということを
しみじみと実感するようになっていて、
マイペースっぷりにますます拍車がかかるようになり、
1年前には喋ったことも会ったこともない人たちと
飲んだくれていたり、
はるばる北国まで泊りがけで酒飲みに行ったり、
いい社会人が何やってるんじゃぁ!と自分でツッコんでみたり、
それでもそんな無茶する自分を面白がっていたり、
本当にこんないい年でも
まだまだ新しい楽しいことに出会えるんだ、
ということに感動したりしている。
本当に、5年後の私はどうなっているんだろう?
今と変わりないような気もするし、
またいろいろなことが変わっているような気がする。
やっぱり「ひとりが一番」と考えているのかもしれないし、
実はまた誰かと暮らし始めているのかもしれないし、
多分、住むところは変わらないだろうけど、
また違う職場で違う仕事をしているのかもしれないし、
何か新しいことを始めているのかもしれない。
でもきっと、5年経ったとしても、
小さなことでくすくす笑ったり、
つまらないことでめそめそと泣いたり、
とるに足らないことに怒ったり、
人恋しい夜にひざを抱えて
孤独と寂しさを友として
ひとり、ゆるゆると時を過ごしていくのだろう。
とここまで日記を書いていたら、
たった今、ぺらぺら薄っぺらい例のやつが現れて、
えっちらおっちらNANAOの17インチモニタによじ登って、
モニタのてっぺんに腰を下ろして
両足をぶらぶらさせながら、
「内容はたいしたことはないけどな、
でも毎日毎日飽きもせず、
日記書いているのは、ちょっとエライよな」
と、憎たらしいことを言いながら、
またモニタの奥にぺらぺらと消えていった。
エンピツ日記を書き始めて
一周年です。
この拙い日記を読んでくださる皆さん、
どうもどうもありがとう。
あの「なにがなにやら」が本になりました!詳しい情報はこちらもしくはこちらへ。某直木賞作家も激賞!の内容だよ。
よろしければ、↓の記念てぬぐいもどうぞ。
◎この日記の著作権は、ゆうにあります。無断利用は禁止します。リンクはご自由に。