人恋しくて 一人も好きで
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2002年08月04日(日) 帰ってきました。

私の実家は田舎であります。

たとえ、新幹線が止まろうとも、
近くを高速道路が通っていようとも、
人口50万人以上の都市であろうとも、
繁華街にスターバックスやユニクロが出店していても、
東海地方で一番高いらしい、謎のタワーが建っていても、
デパートに行けば、東京と同じモノがたいてい手に入ろうとも、

よきにつけ悪きにつけ、
なんていうか、人々のメンタリティが田舎的。


母は言いました。

「おねえちゃん、おねえちゃん、
 ご近所に○○さんって20代くらいの男の人が住んでるのよ。
 ご両親が亡くなってからひとり暮らししていてね。
 どうやら時々、彼女が泊まっていくらしいわ。
 朝ゴミ捨てに行くとき、その家のそばを通るけど
 見なれない車が止まっているからわかるのよ。

 でもねー、△△の奥さんなんかは、

 『あの家、男の人ひとりのときは
  台所に電気がつきやしないけど、
  彼女が来ているときだけは、
  台所に電気がついて、何かやっているわね』

 とか、言っているのよね。
 みんなよく見ているわよね。」




……………………………………………………。

いや、じゅうぶんチェックしまくっているぞ、母よ。



30代半ばで独身で、
残業続きで連日夜遅く帰ってきて、
たまの飲み会のときには、べろべろに酔って深夜帰宅。
休みの日もいったい何をやっているやら、
ふらふら出歩いてばかりいる。


ふとそんな私が、実家に住みつづけていたら、
いったいご近所さんにどんなウワサをされてしまうのか、
考え出すと、すっごいコワイ。


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