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2002年06月07日(金) |
言っていいこと、悪いこと。 |
さすがに30数年も生きていると、
言っていいことと悪いことがあるってことが
少しづつわかってきました。
高校生のころ、ボランティアで
とある学童施設を訪問したことがありました。
ま、要するに、そこの施設にいる子どもたちと遊ぶ、
というだけのことなんですけど。
その頃の私は、肩まで届くくらい髪が長くて、
髪を編んだり垂らしたりと
あれこれヘアアレンジしていたのですが、
ある小学生の女の子が
「この髪型、自分でやっているの?」
と明るく話しかけてきたときに、
「ううん。おかあさんにやってもらったの」
と答えてしまったんですね。
それを聞いたときの、
その女の子の顔がみるみるうちに曇っていき、
さみしそうな表情を見せたことが、今でも忘れられません。
いろいろな複雑な事情があって、
親と暮らすことができない子どもたちがいる施設だったんですよね。
うまくごまかしてしまえばよかったんですけれど、
その頃の私は幼すぎて、取り繕うこともできなかった。
思い出すたびに、今も心が痛みます。
真実を告げることが、必ずしもいいことではない。
そんなことを初めて実感した思い出です。
ところで、
会社の同僚たち(♂)が雑談しているときに、
「若白髪の人って、ハゲないよね」
という会話をしているのを聞いて、思わず、
「あぁ、白髪になる前に
抜けちゃうもんね」
と口をすべらしたところ、
なんてヒドイことを言うやつだっ!
と思い切り非難されたんですけど、
え、えーと、マズかったですか。
いえ、私も、頭部がヤバい人の前では
決して言いませんよ、そんなこと。
その場にいた同僚たちは、
だいじょうぶだと安心していたからなんだけどなぁ。
傷ついていたら、本当にごめんね。
でも、ほんのちょっぴりだけど、
そのくらいで傷つくなんて
肝っ玉ちいさいよな。
と、思ったことも事実なの。
ここだけの話だけどね。
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