人恋しくて 一人も好きで
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2002年04月15日(月) がんばれ、ひとり暮らし

寝室の蛍光灯が激しくちらつきはじめて、
まるで「早いこと交換してくれよぅ」と
蛍光灯がじたばたしているみたいだったので、
そうか、新しい蛍光灯に変えなくちゃなぁ、と思い、
とっとと仕事を終えて、ヨドバシカメラに買いに行きました。

で、帰りの電車の中で、
見るからに大学に入りたての1年生、という
女の子二人のお喋りを耳にしました。

「ねぇねぇ、ご飯炊いたりとかしてはる?」
「う〜ん。1回だけね」
「あぁ、私も1回だけご飯炊いたんよ」
「それがねぇ。炊飯器買ってご飯を炊いたらね、
 ご飯がガチガチになっていてね」
「あ、それ、聞いたよ。
 水入れるの忘れたんだってね」
「そうなんよ。しかも3合もご飯炊いてしまったんよ。
 で、実家に電話したら『それは多すぎ』って言われてね。
 スーパーで野菜とかも、なに買えばいいかわからへんしぃ…」

……えーっと。
私も炊飯器のタイマーを入れるのを忘れてしまって、
朝起きて炊飯器のフタを開けたら米と水だった。
という経験がありますが、さすがに
水を入れずにご飯を炊くというゴーカイな失敗は
やったことありません。

ゴミを出したり、
トイレットペーパーを補充したり、
お風呂をわかしたり、
ガス料金や電話代を支払ったり、
食事を作ったり、
切れた蛍光灯を交換したりとか、

そういった日常の細々としたことを
今までは親が全部やってくれていたんだなぁ、
ということを最初にしみじみ実感するのが、
実家を出て、ひとり暮らしを始めたときなんですよね。

なんとなくさみしい夜を過ごしたり、
少ない仕送りや給料をやりくりしたり、
こわい新聞勧誘のおっちゃんを断ったり、
いろいろ大変なこともあるけれど、
この春、ひとり暮らしを始めたあなた、
楽しいこともたくさんありますよ。
がんばれ。

あ、それから、
ご飯とお味噌汁だけはちゃんと作れるように
なっておいたほうがいいよん。


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