人恋しくて 一人も好きで
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2001年10月14日(日) 一期一会

一度出会ったからといって、もう一度、その相手に確実に会えるとは限らない。


…いえ、本の話です。


川上弘美の「センセイの鞄」という本、思い出せないけれど誰かが紹介したのですが、
ある日、ふと書店の店頭で、

  ツキコさん、
 デートをいたしましょう。

と書かれた帯がついたその本が、目に止まりました。
うん、いいなぁ。
なんだかとてもその帯の文章が気に入ってしまったのです。

そのうち読もう、と思ったきりしばらくしたら、いつのまにか書店では
「谷崎潤一郎賞受賞作」という帯のついた本に置き換わっていました。

がっくりです。
いえ、本の内容が変わっている訳ではないし、川上弘美さんが賞をとったことは
とても喜ばしいことなのですが、私はあの帯がとても好きだったので、
それが手に入らないとなると、とても惜しくなってしまったのです。
その後、あちこちの書店を探し回りましたが、古い帯のついたその本を
見つけることはできませんでした。

がっ。しかし。

今日たまたまふらりと立ち寄った書店に置いてあったのです!
平積みになった本の山の一番上にぽつんと一冊。
まるで私のことを待っていたかのよう。
早速その「センセイの鞄」を買い求めたのは言うまでもありません。
ふふふ。嬉しいなっ。

私の大学の先輩が
「本は見たときに買え」
と言っていたことを思い出しました。

その人も本好きなのですが、「この本、面白そうだけど、また後で買おう」
と考えて、手に入れられなかった本が多数あった経験から導き出された
モットーらしいです。
多分、本だけでなく、CDやビデオや洋服などでも同じですよね。


あの「なにがなにやら」が本になりました!詳しい情報はこちらもしくはこちらへ。某直木賞作家も激賞!の内容だよ。
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