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夏といえば、こわい話の季節です。
私自身は、よくTVや雑誌などで特集される怪談話は、あまり好きではありません。
そもそも「そういうもの」を感じる能力もないようです。
今日ふと思い出した、こわい話をしましょうか。
ある夏の日、積み立て保険が満期になったので、満期金をボーナス込みで
定期預金にしようと、某銀行に向かいました。
そこは元義兄が勤めている銀行の支店で、定期を作るというのも、まぁ
半分は義理な訳です。
紹介カードと通帳と現金を窓口のお姉さんに渡して、ソファに座りながら
処理が終わるのを待っていました。
しばらくして声をかけられたので顔を上げると、そこには
満面の笑みを浮かべた銀行マンが立っていました。
……真剣にこわかったです。
他人の笑顔が、あれほど恐怖感を引き起こすものだとは、私知りませんでした。
どうやら元義兄は、その銀行の本店に勤めるエリートらしいのですね。
(多分部署名でわかるのでしょう)
その銀行マン(名刺を見たら課長さんでした)は、そのあたりで何か探りを
入れたかったフシが窺えました。元義兄の同期社員なのかとも思ったの
ですが、元義兄は「知らない人だ」と言いましたし。
いつもよりたくさんの粗品を頂いて銀行を出た後も、
銀行員の笑顔はこわい
という言葉が頭の中をぐるぐる回っていたのでした。
えぇ、これが私のこわい体験談でございます。
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