なんだかんだ言っても、人間なんで認められたかったり、ほめられたかったりする。
ので、45過ぎても同じような物だというのをなんだか身をもって知らされた。
片付けもしてきたし、飯も作ってきたし、洗濯もしてきたし、
保育園の送り迎えもしてきたし、仕事も続けてるし、
肩がこったといわれれば肩揉んだし、
仕事に遅れといわれれば送ってきたし、医者に付き添えといわれれば付き添ってきた。
家まで買って、帰らなくなった今でも住宅ローンも払ってる、
かみさんの口座に余分に金を振り込んだりしてる。
でも、彼女にとっては当然以下らしい。
世の中の男はもっとよくやっているらしい。
へとへとになって、寝る場所すらなくて、食事しようにも座る椅子すらなくて
食事してる目の前で香水まかれて...
「やめてくれ」って、言ったら目が釣りあがって切れられた。
包丁持っていたので、背中を刺しそうになって、冗談じゃなくて息子を犯罪者の子供にしたくなくて
深呼吸して包丁置いて食事並べて仕事場に行った。
それ以来、帰る気が起こらない。
この間、昼間に誰もいない家に帰ったら香水のにおいがして吐きそうになった。
だれも「20年近くよくがんばったね」って言ってくれない、(だって誰も見てないもんなぁ)
もっと真剣に相手しろという。そりゃ、へらへらしてるから無理もない。
だから疲れたんだよ。
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