Sun Set Days
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今日は仕事が終わった後5人でご飯を食べに行った。個室ばかりの、郊外型の創作料理の店だ。繁華街だけではなく、いまでは郊外にまでこういう店は進出しているのだ。今日が最後だったアルバイトの学生の子がいたので、その送別会を兼ねてという感じの食事だった。 いろいろな話をしたのだけれど、中に来年結婚するという人がいたりしたこともあって(23歳なので若い)、恋愛の話題が結構出てきた。いろいろな人がいるなというのが正直なところ。たくさんの人がいて、たくさんの形があるのだなとあらためて思っていたりした。 また、お開きになった後、駐車場で送ってくれる人と少し話したのだけれど、その間駐車場の背後にある水田からは蛙の鳴き声が響いてきていて、星も見えていて、なんだか久しぶりに日本風の情緒のある場所にいるような感覚があった。 東京の方では異常な暑さだったというけれど、0時前後だったというのに確かにまだかなり暑かった。 いつの間にか、世界はしっかりと夏になっていたのだ。 僕はぼんやりしているので、いつも季節の変化を見逃してしまう。もう30年弱も生きているのだから、一度くらい季節の変わり目をしっかりとこの目で見ることができてもよさそうなものなのに、いつだってあるときにはたと気がつくと季節が変わっているのだ。 厳密に言うと、それは季節を感じる見えないアンテナのようなもの(あるいはしっぽのようなもの)は、常に遅れて季節を認識するということなのかもしれないけれど。 そうしたら、僕のそのアンテナは(あるいはしっぽは)、多くの人よりもさらに遅れて感じるようになっているのかもしれない。 はたと気がつくのが随分と遅いような気がするからだ。
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お知らせ
たよりにならないそのアンテナでは、今年の夏は長いような気がします。
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