Sun Set Days
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生まれ育った街と学校のあった場所が違うのと、会社に入ってからの度重なる転勤のために、昔からの友人やかつて付き合っていたことのある人たちのなかに、これからまず会うことはないだろうなという人が何人かいる。もちろん、誰だってそうなのだとは思うのだけれど、ずっと同じ街に暮らしているいるよりは少しは多いような気がする。 ときどき、そういう友人や恋人だった人がいま何をしているのだろうとか、元気なのかな? とか考えたりすることがある。環境はどんどん変わってしまうものだから、仲良くなる人もいれば疎遠になってしまう人もいるのはまあどうしようもないし、実際問題それはとても当たり前のことだ。 けれどもやっぱり、いまどうしているのかな? と考えてしまう。 もう結構いい年なので、結婚している人は多いのだろうし、子供がいたりする人なんかもいたりするのだろう。 そう思うとなんだか不思議な感じはする。 そんなときには、ちょっとした同窓会のような感じで、お酒でも飲みながら(まあ、僕は飲めないのだけれど)、空白の数年間のことを聞いてみたいものだと思う。かつて知っていた人の知らない時間を、その人の言葉で語ってもらうのってきっと面白いのだろうなと思う。場合によっては、へたな映画を見るよりもずっと興味深い話を聞くことができるのかもしれない。 まあもちろん、中には連絡を取ろうと思っても現実的に番号もわからなくなっているし、消息を辿ることすらできない人もいて、そういうときにはなおさらどうなんだろうとちょっとだけ面白く思えたりもする。これから偶然でもどこかでばったり出逢ったりすることはあるのだろうかとかちょっとだけ考えてみたりもする。また、いまでも連絡先がわかっている人でも(連絡を取ることはないけれど)、どうしているかなともちろんときどき思うことはある。
いずれにしても、これまで過ごしてきたすべての街や町に同じように夜は訪れているわけだし、同じように春が近づいているわけだし、それぞれの街や町でみんなそれぞれの人生を頑張っているのだろうとは思うのだけれど。
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お知らせ
関東でも桜がそろそろ、です。
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