Sun Set Days
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2002年10月13日(日) 秋祭り

 今日は部屋から歩いて5分ほどのところにある神社で、秋祭りが行われる日だった。
 午前中から祭囃子が聴こえていて、10時過ぎに買い物に行くために駅前を通ったときには、子供みこしが駅前のロータリーをぐるぐる回っていた。
 立て看板から、午後6時にメインのみこしが神社に戻ってくるというのがわかったので、ちょうどその時間に合わせて見に行くことにした。部屋から外に出てマンションの前の通りに出ると、ちょうどその道路をみこしが通り過ぎていくところで、かなりの人手だった。この辺にこんなにたくさんの人がいたのだろうかと思うくらいに。
 その中を勇ましい掛け声とともにみこしが通り過ぎていく。僕もそのたくさんの見物客たちに混ざって神社の方に向かう。結構急な坂道を上ると、そこには夜店がたくさん出ていた。夜の闇に、照明の色がまぶしく浮かび上がっている。
 みこしは坂道とは別の石段をみこしをかついだままのぼり、ちょうどそれに合わせてはじまった太鼓の音もどんどん大きくなる。みこしは、太鼓の音に導かれて戻ってくるということになっているみたいだった。
 しばらくその太鼓とみこしを見物する。たくさんのお父さんが子供を肩車していて、たくさんの子供たちが叫んだり手を上下に動かしたり、あるいは黙ったりしながらみこしを見つめていた。「手を離したら迷子になるから、ほら」とか言われている子供もいる。
 そして、さっきも思ったことではあったのだけれど、この辺りにこんなにたくさんの人がいたのかと驚いてしまうくらいの人手だった。
 確かに、最寄り駅は急行も停まるし、マンションだってたくさんあるのでかなりの人が住んでいるのだということはわかる。けれども、普段は町でなかなかそれだけの人は見ないのだ。それだけになんだか新鮮な感じがした。
 ある程度古い街で歴史があり、新しい住人たちもきっと多い。そういう街でもこういうお祭りが行われるのだなと思うと、なんとなく安心できるような気がした。

 夜店では、久しぶりのお祭りだということに浮かれていろいろと食べ物を買ってしまう。
「サッポロ名物ジャガバター」(←あやしい……)と「たこ焼き」と「お好み焼き」と「たい焼(アンコ)」。いくらなんでも買い過ぎ。浮かれすぎだ。
 それを少しずつ食べながら部屋でアジア大会のサッカーを見ていた。イランに1−2で敗れ、惜しくも銀メダル。
 けれども、谷間の世代とか言われながら、本当に健闘していたと思う。


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 お知らせ

 夜店にはしゃぐ子供たちを見ていると、やっぱりいまの子供でも祭りは楽しいのだなと安心してみたり。


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