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≫2004年03月07日(日)≫…
消えない消えない消えない傷
左腕に刻まれた
アタシの醜い薄汚れた過去


今日和、傀です


つい価値や意味を考えて仕舞います
そんなモノ考えたって仕方ない事は知っているのに
才能と努力についても考えて仕舞います
アタシにはどちらも無い事も知っているのに
悔しくて苦しくて
でも逃げ出せない

アタシは今年で二十歳になります
それは厭でも世間に放り出される合図
アタシは其れが酷く怖い
きっと耐えられない
だからアタシは其の前に逃げ出す
誰も追いかけてこれない場所へ
きっとアタシは其処で初めて解放される
其れが唯一の楽しみ

義務感だけで生きる
其れがどれだけ辛いか
生きる事は苦しみでしかない
其れはきっとアタシに架せられた罰

左腕を見る度に泣きそうになる
呼吸が出来ず苦しくなる
アタシは其れを一生抱えて生きる
其れがきっと罰

笑い続けねばならない
怒ってはならない
泣いてはならない
笑顔という名の無表情で
きっと腐りゆくのです

幸せなんて欲しません
平穏なんて欲しません
だからそっとしておいて下さい
此以上苦しくなりたくないのです






逃がして
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