2004年09月23日(木) あなたの目になるよ
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久しぶりにモモと会って、 久しぶりに同じ布団で寝る。
数日前、電話でモモに打ち明けられた話をしてた。
去年の暮れごろからモモは 目の奥が痛いとか、頭痛がするとか、 普段より目が見えにくい時があったりとか、目の不調を訴えていたんだけど、 先日あまりにも調子が悪かったから病院に行ったんだって。
そしたら、やっぱり目の病気で・・・
今、どれくらいまで悪いのか、どんな状態なのか、 来月の精密検査でハッキリするらしい。
お医者さんの今の話では、 視野が狭くなって、視力が弱くなるのは避けられない。 けど、必ずしも失明する病気じゃないし ちゃんと治療し続けていれば、進行を防ぐことだって出来る。
でも、もしかしたら失明するかもしれない可能性がある。
・・・そんな話だったらしい。
「でも、耳が聞こえへんとか、喋れへんとかより、目が見えんくなるのが1番マシや。」
笑いながらモモは言うけど、強がりだってわかる。 この話を1番最初に聞いた時はなんて言ってあげればいいのか、わからなくて。
あたしの顔も見れなくなってもいいの?
「触ればわかるよ。ガブなら見えなくてもわかる。」
ホントかよ。
冗談交じりでモモは言ったけど。
目が見えなくなったって、モモはモモでしょ。 失明するって決まった訳じゃないんでしょ。 これからどうなるかわかんないけど、 ちゃんと治療続けてれば、進行は防げるんでしょ。
何もしてあげられないかもしれないけど、だからって別れないよ。
もし見えなくなったら、あたしがモモの目になってあげる。
ちょっと勢いで言っちゃった面もあるけど・・・ でも、あたしのホントの気持ち。
俺はガブと、ずっと死ぬまで一緒にいたい。 今すぐには無理やけど、高校卒業して、ちゃんと就職して。 俺なりにちゃんと色々考えてるから・・・
結婚しよう。
いずれ・・・ってカップルならそんな話あるんだろうし まだまだ若いモモが言っても、出来ればいいねってくらいにしか聞こえないけど。
今のモモなりのプロポーズごっこに、あたしは「うん。」って答えた。 |
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